ARG310 ― 2008-02-18
2008/02/18 當山日出夫
ARGの310について、いささか。
こういうことに驚くべきではないのかもしれないが、
森林総合研究所、森林土壌博物館を公開
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080217/1203244810
を見て、そのHPを見る。はっきり言って、土壌学はさっぱり分からない。とはいえ、いろいろ見てみて、そのリンク集のなかに、Wikipediaの「土壌」の項目が掲載になっている。
http://www.ffpri.affrc.go.jp/labs/soiltype/link/link_index.html
森林総合研究所は、HPを見ると、独立行政法人。ここが、Wikipedia にどうかわかるべきかは微妙かな、と思う。少なくとも、宮内庁が、陵墓研究に介入するよりは、問題がない(この場合、記述内容にまでおよんでいた)。
その記述内容が、評価に値するかどうか、ということと、リンク集にふくめるべきかどうかは別の問題ではある。この場合は、Wikipediaの記述内容が、信頼するに足る、ということなのかもしれない。
また、千葉大学附属図書館亥鼻分館古医書コレクション画像データベース
http://www3.ll.chiba-u.ac.jp/~koisho/
では、『重訂解体新書』の画像データが紹介されている。『重訂解体新書』については、すでに、『重訂解体新書 銅版全図』が、東京大学医学図書館によって公開されている。このことについては、以前のARGで言及がある。
2006-11-29 [新着・新発見リソース][東京大学医学図書館]東京大学医学図書館、医学図書館デジタル史料室を公開
http://d.hatena.ne.jp/arg/20061129
http://www.lib.m.u-tokyo.ac.jp/digital/
『解体新書』という著名な書物でありながらも、ただ、画像データが公開されるだけでは、その「書誌」についてよくわからない。このあたり、デジタル・アーカイブの問題点のひとつであろうとは、思っている。
デジタル・アーカイブに際して、その対象となった書物が、書誌的にどのような位置づけにある本であるのか、「解題」が欲しいという気がする。書誌的に信頼できてこそ、その画像のデジタル・アーカイブの価値も増す。
當山日出夫(とうやまひでお)
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