ポピュラーカルチャー研究会 ― 2008-02-26
2008/02/26 當山日出夫
もろさんのブログで言及してあったので、そこからリンクをたどってみる。
http://d.hatena.ne.jp/moroshigeki/20080226/1203987284
http://d.hatena.ne.jp/smasuda/20080220
http://www.kyoto-seika.ac.jp/hyogen/news/080314pcken4.html
京都精華大学表現研究機構
第4会 ポピュラーカルチャー研究会
その声は誰の声? 〈声〉の現在とポピュラーカルチャー
日 時 :2008年3月14日(金) 13:00~15:30
会 場 :京都国際マンガミュージアム 多目的映像ホール
主 催 : 京都精華大学表現研究機構
共 催 : 京都国際マンガミュージアム
一般参加自由 聴講無料・申込不要 どなたでもお気軽にご参加下さい!
※但、マンガミュージアム閲覧には入場料が必要です。
■座 長/ 山折哲雄 (宗教学者)
■発表者/ 増田聡 (大阪市立大学大学院文学研究科専任講師)
小松正史 (京都精華大学人文学部社会メディア学科准教授)
今井隆介 (京都造形芸術大学・花園大学非常勤講師)
當山日出夫(とうやまひでお)
ARG311平等院 ― 2008-02-26
2008/02/26 當山日出夫
実は、高校生まで京都の宇治に住んでいたので、平等院近辺までは、よく散歩にあるいた。行きは徒歩、帰りは京阪電車。平等院鳳凰堂は、何度か、参拝している。(ただ、個人的には、阿弥陀像としては、日野の法界寺のものの方が好きなのだが。今は、どうなっていることか。)
ARGブログ版
http://d.hatena.ne.jp/arg/20080225/1203873703
国宝などのデジタル化、それはそれで、非常にすばらしいのだが、やはり、ここで問いかけておくべきことは、「誰のために」「何のために」ということである。
この意味でいうと、仏像のような、立体的なものを、2D画像で見ることに、いくぶんの問題を感じないではない。おそらく、専門の、美術史研究者であるならば、2D画像からでも、十分な情報を読み取れるだけの、学識を持っているであろう。だが、これを3Dで残せるとなるとしたら、さらに、有意義である。
仏像は、それを見る視点によって、様々に表情を変える。代表的な写真家でいえば、土門拳と、入江泰吉の違い、のようなものである。
また、平等院鳳凰堂に実際に行ってみれば、すぐわかることであるが、中に、「人間」の存在する場所は無い。その空間は、「阿弥陀仏」のためだけに作られている。このようなことは、やはり実際にその場に行かないとわからないことである。
平等院のHPのような形(位置関係)で、阿弥陀像を拝することは、実際には不可能である。このあたりの経緯は、岡本さんが紹介の、
http://www.dnp.co.jp/artscape/knowledge/it/0212/kageyama.html
3億5,000万画素の平安美を未来に伝える「平等院」
に掲載の撮影風景を見てもわかる。
平等院の阿弥陀仏は、たしかに、平安朝における浄土信仰、その美術的表現の最高峰に位置するものであろう。だが、その阿弥陀像は、その当時のひとたち(それも、最高位の公家たち)にとって、どのようなものであったか。高精細デジタル画像があるからといって、それで、わかるというものでもない。
だからといって、国宝などのデジタル化を否定するものではない。「誰のために」「何のために」そして、そこから、「何がわかるのか/わからないのか」を、常に問いかけていくことが、大事だと思う次第である。
當山日出夫(とうやまひでお)
最近の書誌図書関係文献 ― 2008-02-26
2008/02/26 當山日出夫
笠間書院のHPで知った。ARGとも関連すると思うので、ここでも、紹介させていただく。
http://www.reference-net.jp/index.html
レファレンスクラブ
http://www.reference-net.jp/biblio_list.html
「最近の書誌図書関係文献」再会にあたって
『日本古書通信』誌で長期にわたって連載され、昨年7月をもって終了した「最近の書誌図書関係文献」が日外アソシエーツ社のご厚意でここに復活することとなった。
とある。作成は、中西裕さん(昭和女子大)。
例えば、項目で、「遣唐使」を見ると、
引用参照文献 東野治之 『遣唐使』 岩波書店 2007.11 p195-201
が記載してある。(私の知る範囲で、これは、最も妥当だと思う。今、「遣唐使」について調べようとする場合。)
要するに、参考文献のリストの一覧と思えばよかろうか。今の学生にとって、インターネットにたよらず、専門書の文献リストから、参考文献を探索していくというプロセスは、重要である。インターネットの検索で、いきなり、どっさり本が出てきてしまうと、何から、どう読むべきなのかが、わからない。
できれば、過去の連載もふくめて、電子化されるとありがたい(このあたり、図書館の専門の方のご意見をうかがいたいところである。)
當山日出夫(とうやまひでお)
追記
カテゴリに困ったので、とりあえず「アーカイブ」にしておく。
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