人文情報学シンポジウム(3)2008-04-10

2008/04/10 當山日出夫

ARGの次号が出るまでに、人文情報学シンポジウムの、私的な記録を終わらせないといけない。人文情報学(デジタル・ヒューマニティーズ)を考える、一つのキーワードになるのが、「デジタルアーカイブ」であると思う。あるいは、「デジタルドキュメンテーション」と言った方がいいか。

午前中の、守岡さん・白須さんの発表が終わって、昼食。さて、誰とどこに行こうか……というとき、

会場は、昼休みは、鍵をかけて閉めてしまう。であるならば、部屋の鍵を持っている人と一緒にいるのが、最も、賢明な判断であろう。

と、考えた。鍵を持っていたのは、師さん。で、結局は、数名でつれだって、かなり歩いて、永観堂の近くのうどん屋さん(カレーうどんで有名)に、行くことになった。カレーうどんを注文したのは、行った人のうち半分ほど。私は、「きざみ」。

簡単に言えば、きつねうどんの油揚げを、大きな1~2枚の状態ではなく、細かくきざんで短冊状にしたものを言う。あまり確かな記憶はないが、東京では、使わない用語であるはず。

というような昼食の後、午後からは、まず、

「正字」における束縛の諸相 小形克宏

この発表の概要は、小形さんのブログがらHPにリンクしてある。

http://d.hatena.ne.jp/ogwata/

http://d.hatena.ne.jp/ogwata/20080325/p1

この発表については、私もいいたいことはたくさんあるのだが、残念ながら、まとまって考える時間がない。あらためて、後ほど。

今週から、「デジタルアーカイブ論」の授業を担当することになったので、こちらの方の準備がたいへん。今日が、初日。

ところで、今の学生に、知っているインターネットのデジタルアーカイブにはどんなものがありますか、と聞いてみて、(コミュニケーション・ペーパーで回答)、青空文庫やユーチューブ、というのが多かったのは、やはり世代の差か、という気がする。

「デジタルアーカイブ」とは……という問いかけは、実は、「人文情報学」とは、という問いかけに通じると思う。ここしばらく、「デジタルアーカイブ」について考えながら、人文情報学(デジタル・ヒューマニティーズ)について、考えいくことにしたい。

當山日出夫(とうやまひでお)

コメント

_ おがたかつひろ ― 2008-04-10 20時50分52秒

トラックバックありがとうございます。
いつ自分の番になるかドキドキしながら拝読してました。(笑)

お時間が出来たらでけっこうですので、ご批正ください。

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