『ARG』318号(2)2008-04-14

2008/04/14 當山日出夫

ARGの318号で指摘してあった問題で気になったのが、浜松医科大学図書館HPの色の問題。

http://d.hatena.ne.jp/arg/20080323/1206284371

私は、これまでに、色覚異常の人の見え方(辞書のカラー印刷・黒板の赤いチョーク)について、いくつか論文を書いている。で、さっそく、富士通の「ColorDoctor」で、色覚異常シミュレーションを見てみる。

これは、私の判断であるが、浜松医科大学図書館のHPの色遣いは、カラーバリアフリーの視点からは、特に問題はないように思える。そもそも、カラーバリアフリーの発想は、「色だけで識別しないように」ということであると、私は理解している。この意味では、3色正常でも、第1色覚異常(赤)でも、第2色覚異常(緑)、さほど、シミュレーションの結果の見え方に大差はない。

HP全体としては、カラーバリアフリーに作ってある。リンクの箇所を「色」だけを変えて見せる、という観点からは、同じように見える(あるいは、識別しにくい)。この点では、とても、公正な色遣いであるといえよう。

これ以上のことは、作った人の考え方を聞かないとわからない。ただ、医科大学図書館のHPである以上は、「色覚異常」について、まったく無知であるはずはない(だろう、と思う)。

補足(1):以上、用語としては、医学用語として「色覚異常」を使用。その症状の名称は、現在、正規の医学用語としては、変わっているのだが、富士通のColorDoctorの用語(以前の用語)にしがっておく。

補足(2):富士通のColorDoctorは、フリーのソフト。ただ、このソフトは、色の識別についてシミュレーションするのであって、色の見え方の中身までは、わからない。この点をふまえたうえで、使う必要がある。

富士通 カラードクター

http://jp.fujitsu.com/about/design/ud/assistance/colordoctor/

當山日出夫(とうやまひでお)

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