CH78:今日は懇親会2008-05-22

2008/05/22 當山日出夫

今、映像学部の講師室。2時間目の授業で教室に行く前に書いている。レジュメなどの印刷も終わったし。

実質的に、今日から、情報処理学会「人文科学とコンピュータ研究会」CH78(於立命館)が、はじまる。

まずは、事前の準備。今回の開催は、立命館GCOEと、CH研究会の、共催という形式をとっている。(厳密には、学会の運営規定で、種々の形態があるはずであるが。)立命館GCOEと、CH研究会と、両方に関わっているのは、たまたま、私。もう一人の先生(八村先生)は、今、カナダ。という事情なので、事前の準備段階から、立ち会っておくのがいいだろう。

その後は、懇親会。なぜか、CH研究会の懇親会は、研究会の前日におこなう習慣になっている。これは、変えてもよかったのだが、諸般の事情により、恒例したがうことになった。明日は、研究会のあと、ARGの京都オフ会。また、東京では、情報知識学会が、開催である。明日のうちに、東京に移動する人も多いと考えなければならない。

ところで、今日のCH懇親会、いったいどれほどの人、特に、若い大学院生やPDの人たちが集まってくれるだろうか。

実は、研究会は、発表があって、その話を聞いて、で終わってしまうす。今回は、12件もの発表があるので、十分な休憩時間がとれない。発表した人に、個人的に話しをしようと思っても、難しい。むしろ、懇親会の方が、ゆっくりと、中身のある(あるいは、ホンネの)話しができる。

もし、自分の専門はと聞かれて、「人文情報学です」というだけの気概があるなら、CHの懇親会やARGのオフ会には、参加してもらいたいものであると、思う。

なお、「人文情報学」ということばは、もう既に定着した用語とみていいだろう。京大人文研では、「人文情報学シンポジウム」を開催している。また、先日の日本語学会の漢字シンポジウムのとき、安岡さん(京大)の紹介において、司会から、「ご専門は人文情報学」と、はっきり明言している。

ただ、カタカナで「デジタル・ヒューマニティーズ」は、定着しているとはいいがたい。

日本語学会で使ったからというわけではない。しかし、そろそろ、「人文情報学」という分野をきちんと確立する必要がある。この点では、同志社の文化情報学部かな、という気もする。明日は、同志社からの発表も2件ある。私としては、楽しみにしている。

當山日出夫(とうやまひでお)