星製薬のことなど2008-09-07

2008/09/07 當山日出夫

偶然ではあるが、本を読んでいて、なにかでつながっていることがある。

最相葉月『星新一-一〇〇一話しをつくった人』を、読んでいたら、宮田親平の名前がでてきた。

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宮田の父親は、東京の田端で薬局を開業していた(p.44)

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この薬局は、ホシチェーン、つまり、星新一の父親である星一の星製薬にかかわる薬局であったことになる。

また、この宮田親平の本は、

宮田親平.『毒ガス開発の父ハーバー-愛国心を裏切られた科学者』.浅し新聞社.2008

で読んだばかり。戦争における、生物化学兵器や麻薬などの関連において、星製薬が、太平洋戦争当時、阿片にかかわっていた可能性についても、出てくる。

そして、太平洋戦争当時における阿片の問題といえば、

佐野眞一.『阿片王-満州の夜と霧-』.新潮社.2005(最近文庫本になったので、昔、買ってあった単行本を探し出してきて読んでいる。)

ところで、私の記憶には、星製薬、のことがまったく無い。最相葉月の本では、全国展開した大規模チェーン店であると記してある。これほど、大規模な会社が、数十年の間に、まったく人々の生活のなかから、こうも簡単に消えてしまうものだろうか……と、不思議な感じがするぐらいである。残っているのは、星薬科大学のみ、であろうか。

私の年齢からすると(歳がばれるが)、子どもの時に、星製薬の看板などを目にしていているはずである。その記憶が、まったく無い。

記憶と歴史のはざまに、さまよいこんだような印象をもった次第である。

當山日出夫(とうやまひでお)