『下流大学が日本を滅ぼす!』2008-10-24

2008/10/24 當山日出夫

CH80については、明日以降、再開として、ちょっと寄り道。

京都に行った帰り、京都駅に車をとめて、本屋さんによって帰る。週に1回ぐらいは、文庫・新書の新刊、それに、人文学書関係の話題の本ぐらいは、目にしておきたい。

で、買ってはおいたが、読む暇がなくて、昨日になってようやく読めた本。

京都には、大学がたくさんあって、はっきり言って、ピンからキリまで。大学とか格差の問題はさておいて、読んでいて、気になった部分をひとつだけ引用しておきたい。

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だいたい大学の先生自身、下流っぽい人が多い。自分の好きなことだけやっていたい人たち。で、収入は低くてもいいやという人たち。下流の条件を満たしている。だから、大学で4年も過ごせば学生が下流化するのは当然だ。

それと、大学の先生に会って名刺交換しようとすると、「今、名刺を切らしていまして」とおっしゃることが多い。サラリーマンならまずありえない。社会常識がないんだ。挨拶も苦手、話すのも苦手、まさにコミュニケーション力のない人が多い。アキバのオタクと変わらない。こういう先生たちが、いま社会が求めるコミュニケーション力のある若者を育てられるわけがない。

p.128

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お金はそんなにいらんから、とにかく、自分の研究の時間が欲しい、というのは、主に、人文学系の研究者としては、共通するところだと思う。これをもってして、「下流」というべきかどうかは、いろいろ意見があろう。

名刺の話しになると……先生はともかく、大学院生・PDで、自分の名刺を持っていないという例は多い。学会発表などするなら、すくなくとも自分の名刺を用意しておけ、と思う。懇親会などで、私が、私の名刺をわたしても、「持っておりません……」という例が、これまで、少なからずある。

また、パワーポイントを使った例でも、大学院生・PDよりも、学部の学生の方が、上手である、と感じたこともある。

大学院に行くから、コミュニケーション能力が身につかないのか、それとも、コミュニケーション能力が無いから、大学院に行くのか。

三浦展.『下流大学が日本を滅ぼす!』.KKベストセラーズ.2008

當山日出夫(とうやまひでお)

『スリーピング・ドール』2008-10-24

2008/10/24 當山日出夫

だいたい、同じパターンをくりかえす。新しい本が出来ると、その前までに出ていたのを、文庫本にする。

文春文庫の新聞広告で、『魔術師(イリュージョニスト)』(ジェフリー・ディーヴァー)が載っていた。ということは、新しいのが出版になったにちがいない。と思って、海外ミステリの新刊コーナーに行ってみると、あった。

『スリーピング・ドール』、ただし、これは、リンカーン・ライムのシリーズではない。前作、『ウォッチメイカー』で登場した、キャサリン・ダンスが主人公。

ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムのシリーズは、『ボーン・コレクター』から、すべて、単行本の段階で読んでいる。『スリーピング・ドール』、読み始めたばかりであるが、この場合、リンカーン・ライムだったら、どのように捜査しただろうかと、ついつい考えながら読んでしまう。

當山日出夫(とうやまひでお)