出席点2009-02-04

2009/02/04 當山日出夫

私は、ある程度以上の人数のクラス(講義)では、出席点は、考慮しない方針でいる。ただし、出席は、毎回とる。成績には、反映させないだけである。

4月、新学期のとき、こういうことにしている。

君たちは、出席点を、評価に加えてほしいと思っているかもしれない。私も、その気持ちがわからんではない。だが、出席点を評価に加えるということは、そこにおける、不正行為、たとえば、友達のカードの代筆などは、試験における不正行為と同じである。これを、見逃すということは断じてできない。発見次第、最も過酷な処分を要求する。また、遅刻、途中退席についても、厳重に対応しなければならない。

では、それでも、君たちは、出席点を、成績評価に加えて欲しいですか?

公平、公正であるということを最重視するならば、上記のようにならざるをえない。

試験=70% レポート=30% また、試験問題は、事前に教えておく(ただし、持ち込みは不可)。

これで、結果に文句をいわれると困る。半日つぶれてしまう。念のため、出席を再調査すると、1回も出ていないのに、ちゃんと出席していました、と主張する。ウソをつくと、かえって墓穴をほるぞ、ということがわからんのかねえ。

後期試験の採点のシーズンは、気持ちのうえでつらいものがある。

當山日出夫(とうやまひでお)

新常用漢字:WS文字の内容一部紹介2009-02-04

2009/02/04 當山日出夫

7日(土)の「第2回ワークショップ:文字-文字の規範-」、発表者のひとり、小形さんからの連絡。発表内容は、つぎのようになるとのこと。

大日本印刷における表外漢字の変遷
日本を代表する印刷会社の一つ、大日本印刷は1950~60
年代にかけて多くの表外漢字に略字体を使用していた。その発生は
何によるものなのか、またいわゆる康煕字典体への転換はなぜおき
たのか、そして1990年前後に到来した情報化時代の混乱とは
何か。同社から提供をうけた社内資料から考えてみたい。

まさに、表外漢字の字体変遷は、JIS漢字の問題でもあり、また、今度の新常用漢字が直面する問題です。つまり、表(常用漢字表)の外にあった字を、あらたに表の中にとりこむわけですから。

印刷・出版関係で、活字の変遷に御興味のある方にとっては、きわめて、貴重な報告となると思います。

當山日出夫(とうやまひでお)

追記 2009/02/04
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