文字の力・書のチカラ2009-02-06

2009/02/06 當山日出夫

今日の午前中は空いているので、どこに行こうかと考えて、出光美術館(有楽町)。特別展「文字の力・書の力」。

いわゆる、古典的な書芸術(たとえば、「石山切」など)と、現代の書家の作品を、同等に並べて見せているのが、特色であろう。しかし、私としては、古典的な書の方だけの方が、いいのだが。とはいえ、あえて、今回のような見せ方、つまり、古典芸術としての書と、近現代の書とを、ならべて見せる、この企画は、非常に良いと思う。

さて、書芸術を鑑賞しながら、そもそも文字とは何であるか、考えてしまう。明日の、ワークショップ(国語研)のことが頭にあるせいかもしれない。

ところで、素朴な疑問。甲骨文字とか、楔形文字とか、もし、まちがえて書いてしまったら(彫り込んでしまったら)、どうしたんだろう。間違えて文字を書いてしまった時、人はどうするか、ふと思った次第。墨筆の場合、その対応策はいろいろあるのだが。

今日は、はやく寝よう。と言いながらも、時計は、12時近くになっている。

當山日出夫(とうやまひでお)