ARGカフェ(04)図書館のネコ2009-02-24

2009/02/24 當山日出夫

ARGカフェで面白かった発表の一つが、図書館のネコの話し。

村上浩介(国立国会図書館)さんの「テレビからネットへ」。

昨年、国会図書館のカレントアゥエアネスがダウンした。その理由は、「デューイ」という名のネコが、TV番組で紹介され(その死亡したこと)、その直後、ネット検索で、カレントアゥエアネスがヒットしたため、アクセスが集中。耐えきれなくなったという話し。

ためしに、Googleで検索してみた。「図書館 猫」、そうすると、やはり、国会図書館が出てくる。

おどろくのはその次。アクセスの様子を分析すると、ケータイからが、かなりをしめる、とのこと。確かに、今のケータイは、インターネット端末と言ってもいいのだが、あの小さい画面で、OPACを見てもどうにもならないだろうと思える。

だが、このような流れが加速していることは確かである。ケータイからのブログ書き込みなど、もはや当たり前。これと、24インチディスプレイや、二つのディスプレイを並べて使えるパソコン環境とでは、まったく見ている世界がちがうだろう、と思う。

たしかに、考えるより検索、まず、ネット検索してみる、こういう時代だろう。このとき、パソコンを使うか、ケータイをつかうか。それを、インターネットとして、ひとくくりにすることは、私には、ためらいがある。だが、それに違和感を感じないのが、若いひとたちかもしれない。

ケータイでインターネット接続できれば、それで終わり。では、それから先の、コンピュータリテラシは、どうなるのか。

ところで、「図書館 猫」で検索すると、本もヒットする。

ヴィッキー・マイロン/羽田詩津子(訳).『図書館ねこ デューイ』.早川書房.2008

もちろん、買ってしまった。(ネコの本というよりは、アメリカにおける地方都市での図書館のあり方の本として読んだ方がいいと思う。)

當山日出夫(とうやまひでお)

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