法帖2009-03-06


2009/03/06 當山日出夫

所用で、東京の方に出かけてきた。で、ついでにたちよったのが、書道博物館。ちょうど、今、「法帖と帖学派」の展覧会。これと同時に、東京国立博物館の東洋館でも、ひとつの展示室で、類似の規格を展示している。(書道博物館のチケットがあると、博物館の入館が割引になる。)

行ったり来たりすれば、『淳化閣帖』が、4種類見られる、はず。

今、話題にしているて、絵文字とか、文字の字体とか、書体、グリフ、などとはまた違った、文字の世界を堪能することができた。

明日からは、もとにもどって、コンピュータ文字のことを考える。

當山日出夫(とうやまひでお)

『東洋学事始』2009-03-06

2009/03/06 當山日出夫

買っただけで、まだ読んでいない(今日、帰りがけに京都駅で目についてので買った)。

窪寺紘一.『東洋学事始-那珂通世とその時代-』.平凡社.2009

今、東京国立博物館で、福沢諭吉展をやっている。私の見落としかどうか、間違っていたら教えてほしい。那珂通世のことは、出ていなかったように思う。今、手元の展覧会図録の目次では、見あたらない。

那珂通世、一般には、『支那通史』の著者として知られる。塾員(つまり、慶應義塾の出身)である。だからといって、現在の、慶應義塾の東洋学研究がその影響下にあるというわけではないだろうが。(ま、今の学生、那珂通世の名前を知っていれば上出来かもしれない。)

それから、ついでに買った本は、マックス・ウェーバーの『職業としての政治/職業としての学問』。日経BP社で、中山元の新訳。学生のころ、岩波文庫で読んだ。21世紀の今の日本において、「職業としての学問」とは、なんだろう。私の学生の時でさえ、この本(当時は、当然、岩波文庫)は、禁断の書であった(読むと中毒になると・・・)。

それよりさきに、『読んでいない本について堂々と語る方法』(ピエール・バイヤール、大浦康介訳、筑摩書房)を、読んでおかないと。いま、話題の本、初刷りは手にいれそこねた。手元にあるのは、第2刷り。

當山日出夫(とうやまひでお)