アニメ世代と図書館2009-03-22

2009/03/22 當山日出夫

egamiday3
「図書館員のメディア活用力を問う-アニメ世代にどう教えるか-」をきいてきた。
http://egamiday3.seesaa.net/article/115744519.html

かたつむりは電子図書館の夢をみるか
絶望した! 「機動戦士ガンダム」放映30年のこのときに「アニメ世代にどう教えるか」を議論しようとするJLA利用教育委員会に割とガチで絶望した!
http://d.hatena.ne.jp/min2-fly/20090321/1237655866

え~っと、まず、ガンダムは、ヨーロッパに行ってEuropeanaの調査の際には、非常に役立ったそうです。御守りとして、おみやげとして。これは、この前の、アート・ドキュメンテーション学会での、菅野育子さんのお話し。したがって、図書館でガンダムはとても役に立つ、というのならわからんでもない。

「図書館員のメディア活用力を問う-アニメ世代にどう教えるか-」これは、いろいろ不満は言えそうだけれども、(なお、私自身は、参加していない)、どうも、企画者の発想がおかしいとしか思えない。時代遅れという言葉では表現できないところに達している。

今、本当に考えるべきは、アニメやマンガを、図書館として、どのように収集するのか、また、閲覧はどうあるべきか、という方向であるべきではないのか。たとえば、京都国際マンガミュージアムのような事例をもとに。

「初音ミク」がネット上でどのような存在であるかを考えなければならなくなっている時代「蒸気船ウィリー」はないだろう。こういう人たちを相手に、MLA(+U)の話しをしなければならない、そんな状況には立ち入りたくない、という気持ち。

まあ、私の場合、鉄腕アトムを、リアルタイムで見て知っているから、完全なアニメ世代なんだろうなあ。

當山日出夫(とうやまひでお)

論文とWikipediaの連携2009-03-22

2009/03/22 當山日出夫

ちょっと古い情報かもしれないが、

図書館情報学を学ぶ
ウィキペディアンになってみた
http://d.hatena.ne.jp/kunimiya/20090201/p1

国会図書館のカレントアゥエアネス
RNA Biology誌、論文投稿に合わせてWikipediaへの記事作成を義務化
http://current.ndl.go.jp/node/11361

ウィキペディアについては、このブログでも何回か書いてきた。また、この前のARGカフェでも、少し話しをした。

学会全体として、こういう方向に向かうと、ウィキペディアの方向も変わるかなと思う。日本では、どうだろうか。いきなり、学生に、授業で書かせるという例もあるようだが、これは、どうかなと、個人的には思う。学会誌の査読と同時に、ということであれば、とりあえずは、当該の学会のお墨付きはあるわけで、かなりの信頼度はます。

できれば、そこから、学会のオンラインジャーナルへとリンクしてあると、ありがたい。

情報処理学会は、次年度(4月)から、完全に、ペーパーレス。いっそのこと、ここまで、ウィキペディアにコミットしてみるというのも、一つの活路だろう。

當山日出夫(とうやまひでお)