パワーポイントの文字2009-03-24

2009/03/24 當山日出夫

「文字」のことついて発表するとき、パワーポイントで、どの文字(フォント)を設定するか、迷う。

微妙なものは、画像化する(葛など)。

こういうのは、特殊な例だからいい。迷うのは、通常のMSゴシック・Arialという組み合わせで作成するかどうか。画面の見やすさという観点からは、(個人的な見解であるが)「ヒラギノ」でも使った方が、読みやすい。問題なのは、私のレッツノートがうまく接続できなかったとき(これは、今までに、いくどか経験してきている。)

つくづく感じる。デジタル文字について、デジタル環境で語ることの難しさ。「画像」にしてしまえばいいでは、なんとなく芸が無いというか、おもしろみに欠ける。

デジタル環境で、同じ文字を共有し、また、将来にも残す必要はあるだろう。とはいえ、従来の文字の伝承=書承(書写しながらうけついでいく)とは、別の発想で考えなければならない。いや、あるいは、書承による文字の変容ということを無視してしまったところに、デジタル文字をめぐる議論の問題点があるかと思う。

當山日出夫(とうやまひでお)