新常用漢字についての新聞協会の意見2009-03-25

2008/12/31 當山日出夫

日本新聞協会の「新常用漢字表(仮称)」試案、についての、意見が発表されたとのこと。

もじのなまえ
http://d.hatena.ne.jp/ogwata/20090325/p1

日本新聞協会の意見
http://www.pressnet.or.jp/info/seimei/iken20090324.pdf

これについて言いたいことはかなりある。ともかく、27日の発表の準備が優先。コメントは、おって、ここか、あるいは、明窓浄机、の方に書く。

當山日出夫(とうやまひでお)

圏点のマークアップ2009-03-25

2009/03/25 當山日出夫

いま、『内村鑑三全集』を、ながめている。明日のセミナーの準備。表記の関係で気になるのは、はやりなんと言っても、圏点の多さ、多様性、である。

見方によっては、テキストのマークアップ(強調)というふうに理解できなくもない。ある意味で、戦後の通常の活字の文章の方が、特殊(?)なのかもしれない、と思えるほど。

ところが、あまりに種類が多いと、○、●、◎、と「まる」だけでも3種類も使われると、その使い分けの意図がわからなくなる。なんとなく、違ったことを強調して言いたいのだなとは、分かるのだが。

いろんなブログなど見ていても、やたらと、文字の色を変えたり、Bにしたりとか、多く目にする。私は、基本的に、プレーンなテキストで書く主義でいる。しかしながら、古い時代の(近世以前)の写本など、明治期以降の活版の書物、現代のHTML文書、あるいは、デコメ……とにかく、文章に、文字だけでは表現できない何かを加えたい、という欲求があるように思える。さらにその延長には、手書きの場合、きれいに字を書こう、という意識もある。

『内村鑑三全集』、将来、本文について、ルビと圏点をふくめてマークアップする(XML)となると、どうすればいいのか。考えなけばならないと思いながら、春休みも、もう終わりに近づいている。

當山日出夫(とうやまひでお)