次年度の情報関係の授業のこと2009-03-30

2009/03/30 當山日出夫

4月から新しい年度。言語表現実習、という科目で、ネットでの表現について教える(予定)。

たとえば、学生にWikipediaに書き込みをさせる。これは、いきなりは無理と思う。その以前に、いろんな項目の編集履歴をたどって、どのようにして、Wikipediaの「知」が形成され行くのか、最新版が、すべて正しいわけでもないだろう、このあたりを、まず教えるべきかと思う。

学生に各自でブログをつくらせるかどうか。つくる場合、どのようにすべきか。実名をだすか、匿名にするか。これも、まずは、ブログでのコミュニケーションや議論がどんな特性を持っているのか、まず、このところを確認しておく必要があるだろう。

いくら教師の側が規制をかけても、今の時代、学生は、勝手になんでもやれる。Wikipediaに書き込むことも、また、自分のブログで自由に書くことも、制約することはできない。

こうである現実をふまえて、それでも、ネット上でのコミュニケーションとはいかなるものか、まず考えさせてみるというステップを設定しておきたい。

とりあえずは、

発声練習
学生がはてなダイアリーを使うときに気をつけるべきこと
http://d.hatena.ne.jp/next49/20090209/p4

ぐらいをスタートにして、論点を整理したレポートを書かせる(あるいは、発表させる)というところからはじめようか、と思っている。


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