『ARG』370号:中尾佐助データベース2009-04-15

2009/04/15 當山日出夫

「ARG」の370号で紹介。さっそく見てみる。
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090405/1238939385

中尾佐助スライドデータベース
http://nakao-db.center.osakafu-u.ac.jp/index.html

学術資料の研究アーカイブズという性格も持っている。見ての感想を少し。

やはりこの種のDBの検索において、ただ、検索語を入力というのは、とまどう。「キーワード検索」は、そのDBの内容をある程度知ってる人でないとつかえない。

仕事として大変であることはわかるが、キーワードの一覧、(できれば、シソーラス)が、あった方がいいと思ってしまう。どのような語を入れるといいのか、わからないのが困る。専門家はわかるのかもしれないが。

たぶん、作った当事者でないと、キーワードのことは、わからないのではないか。ここは、あえて苦言をのべた。これだけのDBを作成した努力が、むくわれるのは、一般の利用においてであると考える。(この意味では、学術的なDBの多くは、作った人でないと使えないキーワード検索、というのが多い、と思うがどうであろうか。)

ところで、その一方、この中尾佐助DBは、「地図検索」という便利な機能がある。これは、すばらしい。キーワードは分からなくても、地図で、この箇所と指示すると、地名の一覧が出て、そこから画像データを見ることができる。

これは、すばらしいアイデアであると思う。(たぶん、どこで撮影されたか、特定するのが大変だったと思う。)

非常にすぐれた内容のDBであっても、その検索機能、ユーザインターフェースによって、まったく何もわからなかったり、いろいろ試してみて、発見があったりする。DBは、もちろん中身も大事であるが、その利用の方法も、非常に重要であると思った。

このデータベースの今後の発展に期待したい。

當山日出夫(とうやまひでお)

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