アーキテクチャがこれからのキーワードになるか2009-08-05

2009-08-05 當山日出夫

橋本大也さんのブログ、情報考学 Passion For The Future、で取り上げられている。

濱野智史.『アーキテクチャの生態系』.NTT出版.2008

http://www.ringolab.com/note/daiya/2009/08/post-1040.html

情報考学では指摘はないが、この続きがある。このブログでも指摘したが、

『思想地図 vol.2 特集:ジェネレーション』.東浩紀・北田暁大(編).日本放送出版協会.2008

に所収の

濱野智史.「ニコニコ動画の生成力-メタデータが可能にする新たな創造性」

である。そして、これを、さらに受けてのことと思うが、『思想地図』のvol.3は、「アーキテクチャ」の特集になっている。

また、これ以前にさかのぼれば、当然ながら、ローレンス・レッシングを考えることになる。

アーキテクチャという用語・概念、これが、これからのネット社会を読み解くキーワードになっていくかどうか。この語をふくむ新書本で出れば、と思う。(そろそろ、来年度の授業のテキストを考えないといけないように思うので。)

當山日出夫(とうやまひでお)

カメラと電池のこと2009-08-05

2009-08-05 當山日出夫

こんなこと書いている暇があったら、すべきことがあるだろうに、と思いながら。

私は、デジタル一眼レフは、オリンパス。(ただし、フィルムカメラであれば、ふるいNikonF2をまだ持っている。作動する。)

その他、コンパクトカメラもあるが、買うときの基準の一つは、乾電池でうごくこと。これが、意外と、探すと無いのである。バッテリーのきれた、デジタルカメラは、ゴミより始末に悪い。いや、このようなデジタル器機は、有害ゴミでしかない。

充電した予備のバッテリーを常に持ち歩く必要がある。

今の時代、単三(あるいは単四)のニッケル水素電池が、簡単につかえる。他の機種にもつかいまわしができる。そして、万が一のときでも、コンビニでもあれば、乾電池ぐらいはどうにかなる。

さて、ここで迷うのが、新しいリコーのGR3。描写力には定評のあるカメラである。仕様を見ると、このカメラ、単四電池で作動する。

でも、買っても、本格的に使っている時間もなさそうだし。それよりも、オリンパスE-3、最近、つかっていない。どのボタンが、どの意味か、忘れてしまう。まったく最近のデジタルカメラは困ったものなのである。

當山日出夫(とうやまひでお)

文字研究会2009-08-05

2009-08-05 當山日出夫

本日(2009-08-05)文字研究会のホームページがオープン。
作ってくれたのは、師(もろ)さん。師さん、どうもありがとうございました。

文字研究会ホームページ
https://sites.google.com/site/mojiken/

まだ、できたばかりで、実は、あまり中身がない。カラッポに近い。今後、どのような方向で充実させていくか。

すでに文字についての研究会などは、ある。

漢字文献情報処理研究会
http://www.jaet.gr.jp/

『国語文字史の研究』(和泉書院)、これは、研究会というわけではないが、毎年、1冊、刊行。最新刊が、十一号になる。

もちろん、日本語学においても文字研究の分野はある。また、日本語以外の言語についても。たとえば、東京外国語大学のアジア書字コーパス。
http://www.gicas.jp/

ここには次のようにある。

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文字は、人類最大の文化遺産である。しかし、驚くべきことに、これに焦点をあてた学問領域はいまだに未開拓なまま取り残されている。
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たしかにこのとおり。だからといって、これに対抗するつもりもない。いや、さらにもっと視野を広げて考えてみたい。文字のことを考えるのに、もはや、文字のことだけでは考えられない状況に今はある。

以前にも書いたことかとも思うが、厳密でアカデミックな方向をめざすよりも、さしあたっては、気楽な「文字のコーヒーハウス」をめざしたい。そこから、いろんな「文字」の研究が生まれてくればいいと思っている。また、「文字」を考えることから、既存の学問体系の枠組みを問い直すことができるかもしれない。かすかながらも、そんな野望を抱いての出発である。

當山日出夫(とうやまひでお)