本の書き込みは読書文化か2009-08-31

2009-08-31 當山日出夫

この件、渋沢財団「情報の扉の、そのまた向こう」による。
http://d.hatena.ne.jp/tobira/20090831

第1回法政ミュージアム企画展示「和辻哲郎の書き込みを見よ!」を開催
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1115

さすがに和辻哲郎ぐらいになると、その蔵書への書き込みも価値がある。(なお、日本・中国の古典籍にかかわる学問領域では、本そのものよりも、欄外・行間の書き込みに価値があることがある。これは、いまの時点では、また別のことがらとして考えておく。)

個人的には、高校生~大学生ぐらいのときは、自分の本には、かなり書き込みをしたものである。いまは、ほとんど付箋にかわった。ポストイットにメモを書いて、本のページにはりつける。

そういえば、『三四郎』(夏目漱石)には、東大の図書館で本を借りて、どの本にも、読んだ形跡がある、つまり、傍線をひいたり書き込みをしたり、があることが記載してある。

書物への書き込みが、ひとつの読書文化であった、ということなのであろうが。

當山日出夫(とうやまひでお)

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