しれっとして2009-09-04

2009-09-04 當山日出夫

いま、ようやく『軍艦武蔵』(新潮文庫)の下巻にさしかかったところ。この本、いたるところに、海軍用語が出てくる。「大尉」には、意図的に「だいい」とルビがあったりする。

そのなかのひとつ「しれっとして」がある。上巻のp.209、下巻のp.345(これ以降ににあるかもしれないが、まだ読んでいない。)

このことば、何時おぼえたかは忘れた。しかし、その出典が、吉田満の著作であったことは記憶している。

現代日本語でも「しれっとして」という語がある。これは、海軍用語をうけついでいるものなのだろうか。それとも、別ルートで生まれてきたのか。もはや、しらべあげるだけの気力もない状態だが、気になったので書きとめておく次第。

當山日出夫(とうやまひでお)

NPO記録と表現とメディアのための組織:記録と記憶について2009-09-04

2009-09-04
當山日出夫

すでに、第15回公開シンポジウム「人文科学とデータベース」の公募がはじまったことは書いた。

やまもも書斎記 2009年9月3日

http://yamamomo.asablo.jp/blog/2009/09/03/4560393

神戸大学のHP

http://www2.cla.kobe-u.ac.jp/cmec/jinbunsympo2009/

その神戸大学のHPをみると、

大学院教育改革支援プログラム「文化情報リテラシーを駆使する専門家の養成」

というのが目についたので、クリックしてみる。

http://cil.cla.kobe-u.ac.jp/

この中の「セミナーイベント情報」がある。

http://cil.cla.kobe-u.ac.jp/seminar/seminar.html

ここを見ると、時期は未定とあるが、

REMO(NPO法人 記録と表現とメディアのための組織)との連携セミナー「町の映像記録」(仮題)

が目についた。で、これを検索すると、

NPO法人 記録と表現とメディアのための組織

http://www.remo.or.jp/ja/

にたどりつく。ここをみると、たとえば、

みんなでつくろう! DIY式・映像の新しい取り扱い説明書 「思い出すことへの順路と帰路」- それぞれが映像を誤読する -

http://www.remo.or.jp/ja/2009/0206-218.html

など、「アーカカイブズ」の観点から見て、非常に興味深い。記録されたものから、ひとは何を記憶としてつくりだすのか、私なりに解釈すると、このようになる。通常、アーカイブズ学は、「記憶→記録」の方向で考える。この逆もあるだろう。「記録→記憶」である。

當山日出夫(とうやまひでお)