龍村の名刺入れ2009-10-23

2009-10-23 當山日出夫

ちょっと高かったが、衝動的に買ってしまった。龍村のカードケース(名刺入れ)。

これまで、ずっと、使ったきたのが傷んできた。革製のものであるが、かなり劣化がめだつようになってきた。革製品というのは、使い込むと味が出るものだが、それも、ある一定限度以上をこえると、劣化、という段階になる。

さて、そろそろ買い換えの時か……と思っていた。

この前、京都から東京に行くとき、ある用件で、手土産でもと思って、おみやげものを見てあるく。左党の人の口にでもあいそうなお菓子をさがす。買った後で、まだ時間があったので、あれこれと見てまわった中にあった。

少し高い。でも、通常のブランド品の名刺入れでも、これぐらいはするだろうという範囲。で、思い切って買ってしまった。龍村美術織物のカードいれ(名刺入れ)である。

書斎冬眠人間である私としては、我が書斎(ネコがあるくにも困るほど)で、本を読んでいたい。しかし、出かけて、ひとと名刺交換……これも必要なときがある。

パソコンで作った自作の名刺である。もちろん、このブログのことも記載してある。あるとき、ひとにわたした一枚の名刺が、人生を変えることがある、かもしれない……以下、蛇足でいえば、若い研究者(院生・PD)に自分の名刺を作れ、と何故、指導しないのだろう、と感じたことが幾度かある。すでに、職のある自分(先生)は、あまり必要ないのかもしれない。しかし、これから、という若い人にとっては、どこにどのようなチャンスがあるかわからない。

研究の指導も大事だろうが、「自分の名刺をつくりなさい」と、はっきりと言うべき時代ではないだろうか。

當山日出夫(とうやまひでお)