エル・ライブラリー見学記(その2)2010-01-28

2010-01-28
當山日出夫

日本で一番のビンボーであることを自称するエル・ライブラリーであるが、本当にビンボーである。なんとか、行政の方でどうにかならないものかと思う。

が、それと同時に感じたことは、資料を集めていけば、おのずと、MLA連携にいたる……ということである。労働問題関係の資料についていえば、書籍(労働問題の研究書や、会社の社史など)だけではなく、一次資料として各種の文書類が、出てくることになる。そして、労働運動という人間がかかわることであるだけに、かならず、モノがともなう。

つまり、必然的にMLAの各分野にまたがる資料をあつかわざるをえない、ということである。逆に、MLAという分け方が、そもそも、後から人間が分類してわけたものである。オリジナルの資料(文書・モノ、あるいは、書籍)が、はじめから整然とそこに、そのように整理されるべくしてあったわけではない。

ただ、資料の整理の都合上、MLAに分類してきただけであり、もとをたどれば同じところにいきつく。このように考えるべきではなかろうか。

この意味では、エル・ライブラリーとして、「ライブラリー(=図書館)」を名乗ってはいるが、労働問題総合資料館が、やはりふさわしいと感じる。

このエル・ライブラリーにおいてうまく資料を整理する統合的モデルを考えるとすると、おそらくそれは、日本におけるMLA連携モデルの、貴重な先駆的な仕事になるにちがいない。だれか、意欲のある大学院生など、とりくんでみないかな、と思うのであるが、さて、どうであろうか。

當山日出夫(とうやまひでお)