『からくりインターネット』2010-04-04

2010-04-04 當山日出夫

相澤彰子・内山清子・池谷璃絵.『からくりインターネット』(丸善ライブラリー).丸善.2010

http://pro.maruzen.jp/shop/disp/CSfLastGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=7707808

私がこれまで読んだかぎりで、もっともすぐれたインターネットの入門書である。国立情報学研究所の本、と理解してもいいだろう。

ざっと目次をみても、

世界のすべての本をアレクサンドリアに
インターネットとことばの宇宙
情報爆発と検索のからくり
重要なことばは繰り返される
コンピュータが翻訳すると……
ネット上の別人
ウェブが知をつむぎ出す

とある。

古代アレキサンドリア図書館から、インターネットを考えるというのは、国立情報学研究所ならではの発想だろうと思う。また、これは、基本的に正しいと私も思う。

電子図書館などについて考えるときでも、古代アレキサンドリア図書館から、話しをはじめるのが、いいかなと思える。(ま、東洋学では、また、別の図書の分類の歴史があるのだけれど、それは別においておこう。)

ちょっと時期的にむずかしかった。半年はやければ、教科書につかったのにと思う本である。おすすめ。

當山日出夫(とうやまひでお)


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