アーカイブズ学会に行ってきた2010-04-26

2010-04-26 當山日出夫

もう終わってしまった、研究会であるが、記録の意味で、こちらにも書いておく。時間などあは省略。どんな研究会があるかとう予告も大事だが、どんなふうにあったかという記録も大事である。

しかし、残念ながら、私は、最後の、企画研究は、出ずにかえってきた。でないと、夕方までに確実に家にたどりつけない。次週の用意の確認もあるし、そう遅くなるわけにはいかなかったので。

ともあれ、この学会。学会の運営主体の中心は、「アーキビスト」の人たちがになっているし、これはこれでいいと思う。しかし、研究発表の方は、あまり、「アーカイブズ」の枠にとらわれないで、いろんな発想からの研究発表がある。これが面白い。

ともあれ、これで、一仕事。(個人的にも、今度、東京に行ったついでに、ひとつの個人的な案件が、ともあれ済んだということになる。)後は、連休前の授業を無事に終わって、ちょっと一休みしたいところである。

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2010年4月24・25日(学習院大学)

2010年度総会

【会場:南3号館201教室】

大会講演会
【会場:同前】
・上川陽子(初代公文書管理担当大臣)
「時を貫く記録としての公文書管理の在り方~今、国家事業として取り組む」

懇親会
【会場:学習院大学輔仁会館2階「さくらラウンジ」】

4月25日(日) 受付開始 9:00

9:30~12:30 自由論題研究発表会 
※一報告 30分

【会場1:北1号館401教室】
・清水惠枝
「地方自治体のアーカイブズ意識とアーカイブズ機能の構築」

・毛塚万里
「アーカイブズ学の用語をめぐる一考察―教材研究の一助として―」

・山口拓史
「公文書管理法におけるライフサイクル管理論の整理」

・古賀崇
「米国連邦政府における電子的政府情報の管理・保存・公開をめぐる現状と課題:制度・政策的側面を中心に」

・研谷紀夫
「EAC-CPFとMADSに適応する人名典拠情報構築の試み―戦前期の皇族・華族に関する人名情報を中心として―」

【会場2:北1号館201教室】
・丑木幸男
「郡役所文書情報の集約とその特質」

・矢野篤
「廣池千九郎関係資料のアーカイブズ管理史」

・渡邉美喜
「ミュージアム・アーカイブズの有用性 ある展覧会での事例とともに」

・岡野裕行
「点在する文学資料とそのアーカイブズ環境の検討:文学館の所蔵資料情報の顕在化に関する予備考察」

・平野泉
「事例報告:死刑囚・永山則夫のアーカイブズ―編成・記述を中心に―」

・大石三紗子
「国民体育大会開催にかかわる行政文書―埼玉県と神奈川県の比較を中心に―」

14:00~17:00 企画研究会
【会場:北1号館201教室】

テーマ「公文書管理法がもたらすアーカイブズ学の課題
    ~“レコードスケジュール” を中心に~」

・石原一則(神奈川県立公文書館資料課長)
「記録の評価選別とレコードスケジュール」

・任眞嬉(イム・ジニ)(韓国国家記録研究院学術研究処長)
「レコードスケジュールとしての韓国の政府機能分類(BRM)と記録管理基準表の役割と展望」

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當山日出夫(とうやまひでお)