プログラムがだいたい決まった2010-06-03

2010-06-03
當山日出夫

7月3日開催予定の、

DVD版内村鑑三全集刊行記念シンポジウム

だいたいプログラムが決まった。一両日のうちに、このブログにオープンの予定。

午後1:00~5:00、ということで時間を設定。1:15開始ということで、プログラムを考えた。純然たる人文学系からの内村鑑三研究、それに、実際にDVD版を作成した印刷業の方の話し。さらには、電子書籍一般論にいたるまで、幅ひろく考える会にする予定。

ただ、ひとつ、まだ、考えていないの「懇親会」。さて、どうしたものか。あらかじめ予約をいれておくか。自然な流れにまかせるか。まあ、どうせ、すぐには帰らないで、三鷹の駅あたりで関係者で集まってということにはなるだろうけれど。

當山日出夫(とうやまひでお)

『ARG』428号の感想2010-06-03

2010-06-03 當山日出夫

一週間おくれてしまっているが、周回遅れで、『ARG』428号の感想をすこし。

読んでためになる、おもしろいのは、

第2回マイニング探検会(マイタン)の参加報告記

書いているのは、三津石智巳さん(ARGインターン)。まず、USTREAMの中継録画、それから、togetterのまとめの紹介がある。これは、とても親切。

ついで、
・つぶやけ! CiNi
の紹介。これは、WEBブラウザの拡張機能として、CiNiiで検索した結果を、すぐに、Twitterでつぶやけるというもの。情報の共有、あるいは、自分自身での、検索のメモ、備忘録として、有効に利用できるのではないだろうか。

それから、第2回マイタンの概要。これも、非常に適切にまとめられていると思う。なによりも、この日は、事前にパワーポイントのスライドが公開されていたのがうれしい。私自身も、中継を見ていたのだが、事前にスライド全体にざっと目をとおしておくと、だいたいどんな話しなのか、とてもよくわかる。

このような方式、他の学会などでもマネしていいのではないだろうか。事前に論文(予稿集)というのがある。であるならば、事前に、パワーポイントのスライドを見られるようにというのもいい。

ただし、私の考えとしては、発表のレジュメ、予稿、その代わりに、パワーポイントのスライドをプリントアウトして配布というのは、あまり、好きではない。パワーポイントは、あくまでも「見る」だけのもの。説明は、きちんとした文章にしてと、思う。(このあたり、人それぞれに考え方の違いはあるだろうが。)

マイタンの概要を述べた後で、【参考】として、当日、紹介された、形態素解析ソフトや検索ソフトなどについて、そのURLが一覧としてかかげてあるのは、非常に役にたつ。

発表のパワーポイントのスライドと並行して利用すれば、これだけで、たぶん、大学の授業の数回に匹敵する内容となるだろう。

ともあれ、マイタンの第2回の内容もさることながら、その内容を、このようにまとめて報告してくれる『ARG』、それに、それを書けるだけのスタッフ(インターン)、これも評価されるべきだろう。

『ARG』428号は、おすすめである。

當山日出夫(とうやまひでお)