このごろのことなど2016-05-19

2016-05-19 當山日出夫

このブログ、しばらく休止していた。思うところあってのことである。ここ数年のあいだ、いわゆる「SNS」は、Twitterをつかっていた。

これは個人的な感想にすぎないのかもしれないが、私が始めたころのTwitterは面白かった。いわば、ひとつのコミュニティを作っていたといってよい。言ってみれば、Twitterというちょっと変わったメディアに集まる人間どうしで、つながっていた、ということになるだろう。新しく加わったメンバーは、基本的にフォローする。そうすると、相手もフォローをかえしてくる。という具合に、メンバーの密度が高かった。

それが、ここ一~二年の間で、変わってきたことを感じる。コミュニティではなく、一方的な情報発信のツールになってきたように、個人的には感じるのである。

その端的な事例が、NHKのTwitter運用方針の変更だろう。かつて、NHKのTwitterアカウントは、大量の人をフォローしていた。それが、最近、方針を変えた。NHKとしては、基本的に他アカウントはフォローしないと、名言したのである。そして、それは、実行されているようでもある。

これは、人々とコミュニティを作ることを拒否している、とも言えよう。

私についていえば、Twitterがつまらなくなったいうのではない。が、何か、物足りないものを感じるようになったことはたしかである。そして、もう一度、ブログを書いてみようかという気になっている。

以前のように、ほぼ毎日書くことはもうできないだろう。週に一度ぐらいの更新になるかもしれないが、再開してみようかという気になってきている。

このように思うのも、自分で歳をとってきたせいか、とも感じる。

以前であれば、ひたすら専門書を読むのに時間をつかうようにしていた。しかし、このごろでは、むしろ教養的な本・・・まあ、昔の大学であれば、教養課程で読んだような本であるとか、基本的な人文学の本・・・文学、歴史、哲学というあたり、このあたりの本を今になって、もう一度じっくりと読んでみたいと思うようになってきた。

数年のブランクをおいての再開である。どうなるかわからないが、ともかく、こころみることにしよう。