『夏目漱石の妻』第一回 ― 2016-09-27
2016-09-27 當山日出夫
やっと録画してあったのを見た。土曜日は国語語彙史研究会、日曜日は表記研究会で家をあけていたので、今日になって録画を見ることができた。
感想はといえば、NHKが頑張って作ったという力作だなあ、という印象。尾野真千子がうまい。
で、気になって見たいたことが一つある。登場人物の中の女性は、女学生言葉を使うだろうか、ということ。漱石の作品の重要な要素に、女学生言葉を使う女性の存在がある。『三四郎』における美禰子。『それから』における三千代。『こころ』の先生の奥さん(お嬢さん)もそうである。これらの女性は、作中でどれも重要な位置にある。
第一回を見た限りでは、そのような女性は出てこない。ヒロイン(鏡子)のつかっていることばは、ややおてんばな感じのする東京山の手ことば、とでもいえばいいのだろうか。この脚本では、女学生言葉を使うという設定にはしていない。たぶん、脚本で苦労するのは、どのようなことばを使わせるか、というあたりだと思ったりもするのだが、実際、できあがったドラマは、それなりに考えた上で作っているのだろうな、という感じをいだいた。
ところで、次回(第二回)は、もう『猫』の話しになるのか。第一回の終わりは、漱石の英国留学の話しが起こったところで終わっていた。その留守の間の東京での生活とか、次回は出てくるのだろうか。あるいは、英国での漱石の暮らしぶりとか、描くのだろうかと気にはなっている。
次回(もう、今週末か)は、家にいる予定なので、第二回をたのしみに見ることにしよう。
そういえば、次の本、まだ読んでいない。
末延芳晴.『夏目金之助ロンドンに狂せり』.青土社.2016
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2930
今週の内(次回までに)読めるかな。
やっと録画してあったのを見た。土曜日は国語語彙史研究会、日曜日は表記研究会で家をあけていたので、今日になって録画を見ることができた。
感想はといえば、NHKが頑張って作ったという力作だなあ、という印象。尾野真千子がうまい。
で、気になって見たいたことが一つある。登場人物の中の女性は、女学生言葉を使うだろうか、ということ。漱石の作品の重要な要素に、女学生言葉を使う女性の存在がある。『三四郎』における美禰子。『それから』における三千代。『こころ』の先生の奥さん(お嬢さん)もそうである。これらの女性は、作中でどれも重要な位置にある。
第一回を見た限りでは、そのような女性は出てこない。ヒロイン(鏡子)のつかっていることばは、ややおてんばな感じのする東京山の手ことば、とでもいえばいいのだろうか。この脚本では、女学生言葉を使うという設定にはしていない。たぶん、脚本で苦労するのは、どのようなことばを使わせるか、というあたりだと思ったりもするのだが、実際、できあがったドラマは、それなりに考えた上で作っているのだろうな、という感じをいだいた。
ところで、次回(第二回)は、もう『猫』の話しになるのか。第一回の終わりは、漱石の英国留学の話しが起こったところで終わっていた。その留守の間の東京での生活とか、次回は出てくるのだろうか。あるいは、英国での漱石の暮らしぶりとか、描くのだろうかと気にはなっている。
次回(もう、今週末か)は、家にいる予定なので、第二回をたのしみに見ることにしよう。
そういえば、次の本、まだ読んでいない。
末延芳晴.『夏目金之助ロンドンに狂せり』.青土社.2016
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=2930
今週の内(次回までに)読めるかな。
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