『おんな城主直虎』あれこれ「崖っぷちの姫」2017-01-17

2017-01-17 當山日出夫

前回のは、
やまもも書斎記 2017年1月10日
『おんな城主直虎』あれこれ「井伊谷の少女」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2017/01/10/8313307

今回は、

『おんな城主直虎』2017年1月15日、第2回「崖っぷちの姫」
http://www.nhk.or.jp/naotora/story/story02/

猫は今回も登場していた。

第二回を見て思ったことなどいささか。

井伊家のある井伊谷の描写が、いかにも牧歌的でのどかである。山の景色が美しい。この郷へのパトリオティズム(愛郷心)というものが、今後、このドラマの根底を流れることになるのであろうか。

そういえば、前作『真田丸』でも、最初の方の回では、信州・真田の郷ののどかな田園風景がよく出ていた。しかし、大阪に舞台が移ってからは、見えなくなった。今回はどうなるのだろう。直虎という人物は、基本的に、自分の領地から動くことはなかったろうと思っているのだが、この井伊谷の山里の風景は、今後も登場することになるのだろうか。

それから、第二回までを見た限りだが、今回のドラマの特色は、何よりも、脚本のわかりやすさだろう。井伊家という一般にはあまりなじみのない一族が中心になる。そのなかの人物関係、それから、今川との関係、これが非常にわかりやすく描いてある。

また、この意味では、ドラマが始まる冒頭で、前回のおさらいとでもいうべき内容をナレーションで語っていてくれる。それに、随所に、回想シーンがはいっている。これらの要素で、物語の筋道がとてもわかりやすい。こういう工夫は、よくできていると思って見た。

さて、次回も、猫はでてくるであろうか。