『おんな城主直虎』あれこれ「第三の女」2017-05-23

2017-05-23 當山日出夫(とうやまひでお)

『おんな城主直虎』2017年5月21日、第20回「第三の女」
http://www.nhk.or.jp/naotora/story/story20/

前回は、
やまもも書斎記 2017年5月16日
『おんな城主直虎』あれこれ「罪と罰」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2017/05/16/8560810

今回もネコがでてきていた。ネコが出てくると安心する。

今回の見どころは、なんといっても、直親の娘の登場だろう。高瀬という名である。この娘の出現をめぐって、直虎と、しののやりとりが興味深い。いつもは、仲の悪い二人が、直親の娘の登場ということで、共通するものを感じて、共感し合う。その心のゆれうごきが、面白かった。直虎は、しのと一緒になって、「スケコマシ」と言っていた。

まあ、直親の娘(らしい)人物の正体は、間者であるのかもしれないのだが、ともあれ、井伊の家の一族としてうけいれることになったようだ。ここのあたりも、井伊の家をどのように維持していくかに苦心することになる、直虎の立場というものがあったように思う。

ところで、興味深いのが、名前だけ出てきて、まだドラマの上では姿を現さない織田の存在。たぶん、これから、織田、それから、徳川家康との関係のなかで、井伊という一族の存亡をかけた駆け引きがはじまるのであろう。

それから、最後のシーン。謎の旅の男(柳楽優弥)が出ていた。まだ、正体があきらかになっていない。しかし、この男の存在が、これからの井伊の生き方に深く関わっていくことになるのだろうと思う。

鉄砲の製造、それから、綿布の製造、このあたりの中世における商工業のあり方をどう描くかも、このドラマの見どころかもしれない。このドラマ、戦国時代を舞台にしているが、合戦、戦闘の場面はほとんどない。そのかわりに出てくるのが、商工業と武士とのかかわり。

前作『真田丸』にはない、新しい戦国時代のドラマを期待したいものである。

さて、次回もまたネコは登場するであろうか。

このつづきは、
やまもも書斎記 2017年5月30日
『おんな城主直虎』あれこれ「ぬしの名は」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2017/05/30/8579438