マキ2017-08-09

2017-08-09 當山日出夫(とうやまひでお)

ブログに花の写真を掲載するようになって、庭にある木をいろいろと観察するようになった。これまで気付かなかったことに気付く。その一つが、マキである。

庭木としていくつかある。それが実や花をつけることを、このたびはじめて知った。毎年、夏になると植木屋さんに剪定してもらう。その後、どうなるか見ていたら、実であろうか、白い丸いものが目についた。すべての木にあるというわけではない。実をつけない木もある。

それから、さらに観察してみると、花のようなものをつけている木があることに気付いた。たぶん、花なのだろうと思う。手元にある、簡便な図鑑で確認してみると、どうやらマキ(イヌマキ)の木の花のようである。

ところで、マキという木、庭木として植えてあるのは、イヌマキだと思うのだが、「まき」で日本国語大辞典(ジャパンナッジ)を検索してみると、「まき」の、いぬまき、こうやまき、の用例はかなり古くからあるようだ。

載っている最古例は、日本書紀になる。その次が、鎌倉時代になって、名語記である。はたして、現在の普通の庭でみる植木のマキと同じ植物なのかどうかは、詳しく検証の必要があるだろう。だが、「まき」という名で呼ばれる樹木が、古くは上代からあったらしい。

我が家のマキの木が、これからどうなるか観察していくつもりでいる。

マキ


マキ

マキ

Nikon D7500
AF-S DX NIKKOR 16-80mm f/2.8-4 E ED VR
AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8 G