『西郷どん』あれこれ「西郷どんスペシャル」2018-04-03

2018-04-03 當山日出夫(とうやまひでお)

4月1日(日)の放送は、スペシャルだった。通常のドラマはお休み。そのかわりに、鈴木亮平と渡辺謙との対談。これはこれで面白かった。(ちょっと残念だった気もしないでもないが。)

島津斉彬は、いずれ死ぬことになるのだが(そこのところをどう描くか、楽しみでもある)、斉彬の薫陶によって、幕末の薩摩をひきいて、倒幕から明治維新をなしとげたのが、西郷隆盛というのは、周知のこと。

対談を見ていて……ドラマを作っていく上で、脚本にない台詞や場面がおのずと生まれてくる、これは面白かった。例えば、斉彬が、西郷をお庭方に命じて、短刀をわたすシーンなど。このような解説を聞くと、ドラマを演じている役者さんが、ただ脚本のとおりに演じているのではなく、自らその役になって、ドラマを創造していっていることが理解できる。

渡辺謙と鈴木亮平の関係が、まさに、島津斉彬と西郷隆盛の関係になぞらえて見ることができる、ということなのかもしれない。大河ドラマにおける、先輩と後輩である。

ドラマを作る、演じることによって、役者自身も成長していくということである。

しかし、気になるのが、その斉彬の薫陶あるいは教育である。たしかに、人物的には西郷は成長していくということなのであろうが、その時勢を見る目、世界の中の日本、幕府、朝廷、薩摩藩、これらを俯瞰して、自らどう行動すべきか見定めていく知識・見識・判断力、これをどのようにして形成していったのか、このあたりをどう描くか、関心のあるところである。ただ、西郷という「人格」だけでは、明治維新はなしとげられない。

このあたり、盟友である大久保や、さらには、橋本左内の出番ということになるのかもしれない。また、一橋慶喜もからんでくることになるのだろうか。

ともあれ、ドラマは、江戸を舞台にして斉彬の薫陶を受けて、西郷の成長を描くことになる。篤姫も登場するようだ。次週以降を楽しみに見ることにしよう。

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