『まんぷく』あれこれ「私がみつけます!」2018-10-28

2018-10-28 當山日出夫(とうやまひでお)

『まんぷく』第4週「私がみつけます!」
https://www.nhk.or.jp/mampuku/story/index04_181022.html

前回は、
やまもも書斎記 2018年10月23日
『まんぷく』あれこれ「そんなん絶対ウソ!」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2018/10/23/8980523

この週のポイントは、三点あるだろうか。

第一に、福子たちの疎開生活。

兵庫県の上郡というところに疎開することになった。大阪の大空襲の直前である。その疎開先での生活は、めぐまれたものであったようだ。土地の人たちも親切なようだ。よそ者ということで、いじめられたりはしていなかった。

ただ、電気で川の魚を捕るのは、ちょっと問題があったようだが。

第二に、萬平の病気。

腹膜炎ということのようだが、無事にたすかった。福子の看病のかいあってか、無事にたすかった。

第三に、召集令状。

萬平に二度目の召集令状が来た。しかし、このときも、その日のうちに返されてしまう。腹膜炎の病気のせいであろうか。

以上の三点ぐらいが、この週のポイントかなと思う。

最後、土曜日の回で、敵戦闘機の機銃掃射にあう。そこで、萬平は、自分が何もできないでいることをくやしがる。しかし、それを、福子はなぐさめる。萬平にできることを、見つけてあげる、と。たぶん、この場面での悔しさが、これからの(戦後の)萬平を動かしていく原動力になるのだろう。

ともあれ、萬平たちの疎開生活は、無事に終わるようだ。これは、これまでの朝ドラにおける疎開生活の描写からすると、格段に穏やかな描き方であるといえるかもしれない。

次回、戦争も終わるようだ。戦後の暮らしの困窮の中で、萬平の発明家としての活躍があるのだろうか。期待して見ることにしよう。どのような戦後の闇市の光景が繰り広げられることになるのだろうか。

追記 2018-11-04
この続きは、
やまもも書斎記 2018年11月4日
『まんぷく』あれこれ「信じるんです!」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2018/11/04/8990839