『まんぷく』あれこれ「私がなんとかします!」2018-11-18

2018-11-18 當山日出夫(とうやまひでお)

『まんぷく』第7週「私がなんとかします!」
https://www.nhk.or.jp/mampuku/story/index07_181112.html

前回は、
やまもも書斎記 2018年11月11日
『まんぷく』あれこれ「お塩を作るんですか!?」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2018/11/11/8995655

この週で描かれたのは、萬平には企業経営の才がない……ということだろうか。それにかわって、福子が、会社の面倒を見ることになる。

そもそも、会社の大事な商品の出荷を、赤の他人の世良にまかせていいのだろうか。しかも、専売局に売ったときの書類の確認もない。これでは、だまされてもしかたがない。

たくみなのは、福子である。世良が、ひそかに闇業者に横流ししていることをつきとめる。そこで、世良をとっちめることになるのだが……ここのところで、一ひねりしてある。

まず、商工会の会長(三田村)に接近する。そして、萬平のために出資させることに成功する。そのうえで、世良をこらしめるのではなく、縁をつないだ形で、うまくおさめた。たぶん、これからも、世良は、萬平たちの事業になんらかの形でかかわってくるのではないだろうか。また、三田村会長を味方にひきこんだ戦略が、これからの事業展開にどのように影響してくるのだろうか。

ところで、話しの傍流にはなっているが、姉・克子の夫の忠彦のこと。画業に専念するあまり自分のこともかえりみなくなる。それではいけないと反省して、家族のことを考えるようになる。この忠彦の存在が、これからの福子と萬平の人生にどのようにかかわってくるのか、気になるところである。

発明の才はあるが、事業には向いていない萬平と、それを支える福子という形で、これからのドラマは展開するのだろうと思う。塩の仕事は、次週もつづくようである。楽しみに見ることにしよう。

追記 2018-11-25
この続きは、
やまもも書斎記 2018年11月25日
『まんぷく』あれこれ「新しい冒険!?」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2018/11/25/9003012