『西郷どん』あれこれ「士族たちの動乱」2018-11-27

2018-11-27 當山日出夫(とうやまひでお)

『西郷どん』2018年11月25日、第44回「士族たちの動乱」
https://www.nhk.or.jp/segodon/story/44/

前回は、
やまもも書斎記 2018年11月20日
『西郷どん』あれこれ「さらば、東京」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2018/11/20/9000952

繰り返し書くことになるのだが、このドラマは、歴史が見えてこない。いや、そもそも歴史を描こうとはしていないのかもしれない。ただ、歴史上の一つの事件としての西南戦争を描こうとしているように思える。

この回は、佐賀の乱で代表される士族の反乱。それを、力でおさえこもうとする大久保。そして、そのような時流からは超然としていようとする西郷。さらに、それをとりまく幾人かの人間たち……桐野利秋、川路利良など。

このような人物の展開の中で、出来ていないのは、旧幕臣とか、一般庶民など。このような人びとの視点が、まったく入ってきていない。そのせいもあろうが、非常にステレオタイプな歴史ドラマにしあがっている。教科書に出てくる歴史のエピソードをナレーションで繋いで見せるにとどまっている。

西郷は、近代国家というものを、どのように構想していたのだろうか。ここのところもまったく出てこない。いや、ここはあえて言及することはせずに、西郷が大久保を信頼しているという形で、表現しているかとも理解される。

私学校が出来て、政府に不満を持つ士族たちが集まってくる。歴史の結果としては、これが、西南戦争につながっていくことになる。次回、いよいよ、西郷が決起することになるようだが、そのきっかけは、単なる偶発的な事件によるものなのか、あるいは、大久保などの仕組んだ周到な戦略があってのことなのか、ここのところをどう描くか気になる。

ともあれ、次回を楽しみに見ることにしよう。

追記 2018-12-04
この続きは、
やまもも書斎記 2018年12月4日
『西郷どん』あれこれ「西郷立つ」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2018/12/04/9006674

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