『まんぷく』あれこれ「ラーメンだ!福子!」2019-01-27

2019-01-27 當山日出夫(とうやまひでお)

『まんぷく』第17週「ラーメンだ!福子!」
https://www.nhk.or.jp/mampuku/story/

前回は、
やまもも書斎記 2019年1月20日
『まんぷく』あれこれ「あとは登るだけです!」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/01/20/9026938

萬平は、いよいよ本格的にインスタントラーメン(即席ラーメン)の開発にのりだす。

今の我々は、すでにインスタントラーメン……チキンラーメンはもちろんのこと、カップヌードルも知っている。だから、それがどのようなものかイメージできる。

だが、それがまだ無かった時代、お湯をかければラーメンができるというのは、想像の範囲を超えていたことなのであろう。

そういえば、私が子どもの頃は、ちょうどインスタント食品が世に登場してきた時代でもあった。インスタントラーメンは、ものごころついた時には、すでにあったように憶えている。それから、やはり、画期的だと思うのは、レトルトのカレーである。これも、インスタントラーメンにおとらず、日本人の食生活を大きく変えたことになる。

土曜日になって、萬平は、福子の畑をつぶして研究所を建設することになっていた。確か、史実のうえでも、チキンラーメンの開発は、ほとんどバラックのような小屋でなされたはずである。このあたりは、歴史をなぞってドラマは展開するようだ。

しかし、どのような商品か……お湯をかければできるラーメン……ということのイメージは固まったものの、肝心の製品の開発はまだまだこれからである。これから、様々に試行錯誤の道のりが待っているにちがいない。

ところで、この週で、ひさしぶりに「ルンペン」ということばを耳にした。最近ではまったく使わなくなったことばである。昭和の三〇年代を感じさせることばであった。

次週以降、萬平の研究開発の試行錯誤をどうドラマチックに描いていくことになるのか、楽しみに見ることにしよう。

追記 2019-02-03
この続きは、
やまもも書斎記 2019年2月3日
『まんぷく』あれこれ「完成はもうすぐ!?」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/02/03/9031798