『まんぷく』あれこれ「きれいごとは通りませんか」2019-03-03

2019-03-03 當山日出夫(とうやまひでお)

『まんぷく』第22週「きれいごとは通りませんか」
https://www.nhk.or.jp/mampuku/story/index22_190225.html

前回は、
やまもも書斎記 2019年2月24日
『まんぷく』あれこれ「作戦を考えてください」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/02/24/9039959

どうやらこの週で、チキンラーメン編は終わりになるらしい。

インスタントラーメンを開発したものの、偽物が出てくる。それには、特許を取って対抗しようとする。これは、普通だろう。

だが、このドラマで描いたことのは、その先のことだった。マネをした粗悪な類似品が出回るのをふせぐには、特許を解放するしかない。そのためには、インスタントラーメンの業界団体をつくる。それに加盟するならば、特許が自由に利用できる。

そのために、萬平は東京に行って、国会議員にあって話しをする。食糧庁に顔が利くらしい。そのかいあって、無事に業界団体の設立にこぎつける。

この週、光っていたと思うのは、福子。特許を取って、これで、インスタントラーメンの製造を独占できると自身満々の萬平に、福子は助言する。かつて萬平は、世の中の役にたつ仕事がしたいと言っていた。なのに、特許を独占して一人勝ちになるのを誇るようでは、萬平らしくないと……このような意味のことを語る。

史実はどうだったかは知らないが……ここは、ものづくりで世の中に貢献しようしている萬平という人間を、うまく描いていたかと思われる。ものづくりの理念ということを、再認識させてくれる脚本であったと思う。

そして、次週からは、(チキンラーメン編の次として)カップヌードル編になるようだ。期待して見ることにしよう。

追記 2019-03-10
この続きは、
やまもも書斎記 2019年3月10日
『まんぷく』あれこれ「新商品!?」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/03/10/9045349

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