『まんぷく』あれこれ「行きましょう!二人で」2019-03-31

2019-03-31 當山日出夫(とうやまひでお)

『まんぷく』最終週「行きましょう!二人で」
https://www.nhk.or.jp/mampuku/story/

前回は、
やまもも書斎記 2019年3月24日
『まんぷく』あれこれ「できました!萬平さん!」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/03/24/9050807

最終週を見て思うことなどいささか。

まずは、このドラマは、「内助の功」の物語であったこと。

これまでの朝ドラは、ヒロインが何事かをなしとげる、というものが多かった。しかし、この『まんぷく』では、福子は、何かをなしたということはない。インスタントラーメン(まんぷくラーメン)を作ったのも、まんぷくヌードルを作ったのも、萬平であった。福子は、それを背後から、家庭の中からささえていた。

この福子の「内助の功」がなければ、まんぷくラーメンも、まんぷくヌードルもできなかったかもしれない。

次に思うことは、最後まで鈴さんが死ななかったことである。鈴さんの葬式のシーンは、生前葬であった。これまでこのドラマでは、死んだのは、姉の咲だけだったのではないか。その咲も、成仏することなく(?)、度々、夢枕にたって登場していた。あまり死んでしまったという喪失感を感じさせなかった。

結局、このドラマで描いたのは、福子と萬平の夫婦の物語ということであった。たまたま、萬平が「発明家」であり、「ものづくり」の人間であった、そして、それを支えるのが福子の役目ということであった。夫婦の物語、その家庭の物語として、このドラマは、よくできていたのではないだろうか。

さて、次週からは、『なつぞら』である。これは、ヒロインが夢を実現させていく物語のようだ。楽しみに見ることにしよう。それから、BSの再放送で、『おしん』が放送される。これも、以前の再放送の時に見ているのだが、これも、再度見てみたいと思う。おそらく、日本のテレビドラマで、世界で知られている傑出した作品であることはたしかである。『おしん』の生きたような時代が、かつての日本にあったことは、多くの人びとが知っておくべきことだろう。