『なつぞら』あれこれ「なつよ、女優になれ」2019-04-28

2019-04-28 當山日出夫(とうやまひでお)

『なつぞら』第4週「なつよ、女優になれ」
https://www.nhk.or.jp/natsuzora/story/04/

前回は、
やまもも書斎記 2019年4月21日
『なつぞら』あれこれ「なつよ、これが青春だ」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/04/21/9062344

この週で描いていたのは、なつの演劇。そして、表現するということの自覚であろう。

なつは、農業高校の演劇部に入る。そして、女優として舞台にたつことになる。ここで、なつの、女優としての演技がためされる。それは、上手なような、それでいて、いかにも素人であるような、その微妙な雰囲気を、広瀬すずはうまく演じていたように思える。

一方、じいさん(泰樹)であるが、天陽君のところの牛乳が、安くメーカーに買われていることに気付く。結局のところは、農協に協力する、酪農にたずさわる農家が団結しなければならないと決意することになる。

これには、なつの舞台もいくぶんの影響を与えていたようである。自分のことだけを考えるのではない、村人全体のことを考えなければならないという、舞台のメッセージである。

舞台は、やはり、泰樹の考えを変えさせるきっかけになったのだろうと感じる。が、その背景には、やはり開拓者として、十勝の地で酪農を切り拓いてきた自分の歩みがあってのことにちがいない。開拓者の苦労を一番よく知っているのが泰樹にほかならない。

そして、この週で描いてみせたのは、表現するということを自覚するなつの姿であった。これは、将来、なつがアニメーションの世界で活躍することへの伏線になってくるにちがいない。アニメーションの世界で、なつは、何を表現することになるのだろうか。

次週は、東京のことが出てくるようだ。なつの家族の消息も分かるらしい。これも、期待して見ることにしよう。

追記 2019-05-05
この続きは、
やまもも書斎記 2019年5月5日
『なつぞら』あれこれ「なつよ、お兄ちゃんはどこに?」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/05/05/9068496

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