『なつぞら』あれこれ「なつよ、雪原に愛を叫べ」2019-05-12

2019-05-12 當山日出夫(とうやまひでお)

『なつぞら』第6週「なつよ、雪原に愛を叫べ」
https://www.nhk.or.jp/natsuzora/story/06/

前回は、
やまもも書斎記 2019年5月5日
『なつぞら』あれこれ「なつよ、お兄ちゃんはどこに?」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/05/05/9068496

この週で描いていたのは、なつの「家族」ということになると思う。十勝にいる家族、そしてまだ本格的には登場していないが、先週から出てきている東京の兄。この二つの「家族」のあいだで、なつの心はどう揺れ動いていくのだろうか。

じいさん(泰樹)は、なつを照男と結婚させようとする。つまりは、柴田牧場の跡取りをきちんとしておきたい、ということなのであろう。だが、その考えに、なつは反発することになる。

また、その一方で、天陽もなつのことを思っているようだ。スキーの競争で、照男と天陽は、なつとのことをめぐって勝負することになる。

ところで、この週で、なつは、アニメーションと出会うことにもなっている。ディズニーの『ファンタジア』を見る。NHKの朝ドラで、ディズニーの映画のシーンが見られるとは思っていなかったのだが、『ファンタジア』のシーンが登場していた。これは、これから、なつがアニメーターになる人生を選ぶことの、伏線になっているはずである。

東京でも、アニメ制作の会社をおとづれてもいる。

結局、このドラマ、なつがアニメーターになる道を描くことになるのは、既定の路線だと思うのだが、なつがそれを決心するまでは、いろいろと紆余曲折があるようだ。

この週の最後、吹雪のなかでたおれてしまったなつを助けたのは、いったいどんな人間なのか。そして、それが、なつのこれからの人生の決断に、影響を及ぼすことになるのだろうか。楽しみに見ることにしよう。

追記 2019-05-19
この続きは、
やまもも書斎記 2019年5月19日
『なつぞら』あれこれ「なつよ、今が決断のとき」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/05/19/9074345