『なつぞら』あれこれ「なつよ、千遥のためにつくれ」2019-06-23

2019-06-23 當山日出夫(とうやまひでお)

『なつぞら』第12週「なつよ、千遥のためにつくれ」
https://www.nhk.or.jp/natsuzora/story/12/

前回は、
やまもも書斎記 2019年6月16日
『なつぞら』あれこれ「なつよ、アニメーターは君だ」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/06/16/9087505

本格的になつのアニメーターとしての仕事が始まった。

この週で描いていたポイントは、次の二点だろうか。

第一には、妹の千遥のこと。

探し当てた千遥の住んでいるはずの家に行ってみた。しかし、そこにはもう千遥はいなかった。幼いときに、家を出てしまったとのこと。

だが、なつは千遥のことをあきらめない。アニメーターとして、自分の名前が、映画のポスターに掲載されるようになれば、千遥も目にすることがあるかもしれないと、自分をはげますことになる。

これから、このドラマは、なつがアニメーターとしてどのように成長していくかと同時に、その家族、千遥のことを軸に展開することになるのかと思う。

第二には、アニメーションならではの表現とは何か、ということ。

映画撮影シーンでのカチンコを不器用につかっていた青年。大学で哲学を勉強したという。不器用なので絵は描けない。しかし、それでも、アニメーションに何が表現可能か、考えている。その思いをぶつけられて、なつは困惑することになる。アニメーションにおける、リアリズムとはいったいどのように表現されるものなのであろうか。

これから、このドラマで、なつのアニメーターとしての物語が展開するうえで、キーになりそうな人物である。

以上の二点が、この週のポイントかなと思う。

それに加えるならば、最後で、雪次郎が劇団に入りたいと決心したようだ。故郷の雪月を継ぐために修行に東京にでてきたはずである。この雪次郎は、これからどうなるのであろうか。これも興味のあるところである。次週は、この雪次郎をめぐって新たな展開があるようだ。楽しみに見ることにしよう。

追記 2019-06-30
この続きは、
やまもも書斎記 2019年6月30日
『なつぞら』あれこれ「なつよ、『雪月』が大ピンチ」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/06/30/9097465