「東洋学へのコンピュータ利用」第31回に行ってきた2019-07-29

2019-07-29 當山日出夫(とうやまひでお)

東洋学へのコンピュータ利用

第31回「東洋学へのコンピュータ利用」研究セミナーが、2019年7月26日、国立国語研究所であったので行ってきた。

http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/seminars/oricom/2019-7.html

この研究セミナーも、三〇回を超えるようになった。これまで京都大学で開催してきたものであるが、今回、はじめて東京の国立国語研究所で開催ということになった。これには、私も発表させてもらうこととして、参加してきた。

はじめての国語研究所での開催でどうなることかと思っていたが、かなり多くの人があつまったようだ。また、これまで、京都の開催では参加することのなかったような人たちもいたようだ。従来とは、すこし雰囲気のちがう会であった。

また、発表のテーマも、これまでの「東洋学へのコンピュータ利用」が、文字を中心とした研究会であったのをふまえて、多くは、フォント、文字コード、字体といった文字にかんする発表が多かった。それに加えて、国語研究所で開催ということで、国語研究所のもっている言語研究資料の利活用についての発表があった。

これは、視点をかえて見るならば、研究アーカイブズについて、ということになる。その意味で発表をきいていて、国語研究所として、着実な研究アーカイブズの構築と、将来にむけての利用にふみだしているという印象を持った。

朝の9:30からスタートして、夕方の5:00ごろまでの研究会。しかも、それが終わってから、「漢字字体規範史データセット保存会」の第二回目、二年目の総会が、しばらくあった。

漢字字体規範史データセット
http://www.hng-data.org/

いろいろ紆余曲折はあったことと思うが、ともかく、HNGが復活して使えるようになったということは、慶賀すべきことである。基本となる文献の基礎的な調査データがデジタル化して閲覧できるようになっている。これから、このデータセットが、漢字の字体研究の基礎として、多くの研究者に利用されることになることを願っている。

夕方の6時前に全部おわって、懇親会。どうやらこの日は、立川は、どの店も、のきなみ混んでいたようで、店を探すのに苦労したらしいが、どうにか、立川駅のビルのなかの中華料理屋さんがとれた。十数人いただろうか。テーブル二つになったが、いろいろ歓談。

終わって外に出たら、雨が降っていた。ホテルまで少しの距離であったが、傘をさしてあるくことになった。

次回は、2020年3月6日(金)に、京都大学で開催である。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
このブログの名称の平仮名4文字を記入してください。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/07/29/9134658/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。