NHK『怪談牡丹燈籠』巻の弐「殺意」2019-10-17

2019-10-17 當山日出夫(とうやまひでお)

NHK プレミアムドラマ 令和元年版 怪談牡丹燈籠 Beauty&Fear
https://www4.nhk.or.jp/P5858/

続きである。
やまもも書斎記 2019年10月10日
NHK『怪談牡丹燈籠』巻の壱「発端」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/10/10/9163196

これも録画しておいて、翌日に見た。日曜日は、BSで『いだてん』を見て、晩御飯をたべると、もうあとは寝るだけである。

この回も、思わずテレビの画面に見入ってしまった。テレビの画面で、まさしく映像美というべきものを表現していたように感じる。

この回も、基本的には、三組の男女の仲のこととして話が進む。が、メインは、無論、お露と新三郎、それから、お国と源次郎である。

お露は、こがれ死にをしてしまう。こんなに簡単に死ぬものなのかと思わないではないが、しかし、そこはそんなに不自然でなく、あっけなく死んでしまう。そして、幽霊になって現れる。この幽霊のシーンがよかった。カランコロンという下駄の音。それが音楽で実に見事に表現されていた。

お露の幽霊が出る一方で、お国と源次郎の密通がすすむ。不義の仲である。どうやら、このことは、孝助に知られてしまったようだが。さて、この企み……主人の平左衛門を殺して、その後をのっとろうという……は、どうなるのであろうか。

やはり一番の見せ場は、お露の幽霊のシーンだろう。これまでテレビで、幽霊は、それこそ山のようにたくさん映像化されてきているはずだが、この『怪談牡丹燈籠』のお露は、美しく、そして、怖い。見事な演出であるとしか言いようがない。

ところで、この原作の圓朝の『怪談牡丹燈籠』は、すでに買ってある。岩波文庫本。読もうかという気もあるのだが、これは、このドラマの終わりを見届けてから、原作のどの部分がどのように映像化されているのか、ということに留意しながら読んで見ることにしたい。今のところ、おいてある。

次回、いよいよお国たちのたくらみが進行するようである。お露の幽霊、それから、お国の悪だくみ、これがどうなるか、楽しみに見ることにしよう。

追記 2019-10-24
この続きは、
やまもも書斎記 2019年10月24日
NHK『怪談牡丹燈籠』巻の参「因縁」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/10/24/9168365