『スカーレット』あれこれ「ビバ!大阪新生活」2019-10-20

2019-10-20 當山日出夫(とうやまひでお)

『スカーレット』第3週「ビバ!大阪新生活」
https://www.nhk.or.jp/scarlet/story/index03_191014.html

前回は、
やまもも書斎記 2019年10月13日
『スカーレット』あれこれ「意地と誇りの旅立ち」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/10/13/9164325

この週のポイントは、次の三点だろうか。

第一には、大阪のおばちゃん。

会社の荒木さん、それから、荒木荘の女中の大久保さん。まさに大阪のおばちゃん、である。なかなか手強い。このような大阪らしさを表現しているのは、やはりBK(大阪)の製作らしい。

第二には、奇妙な住人たち。

荒木荘の住人は、だれもかわっているように見える。まともな、普通の人はいないのではないだろうか。この一風変わった住人たちと、喜美子はこれからどうつきあっていくのだろうか。

第三には、喜美子の田舎娘。

中学を卒業したばかりで、信楽の田舎から出てきたばかりの田舎娘である。しかしものおじするということがない。なんとか大阪の荒木荘の女中として頑張ろうとしている。

以上の三点が、この週の見どころかなと思って見ていた。

それにしても、その当時で大卒の初任給が六〇〇〇円ぐらいというところで、喜美子のもらった給料は、一〇〇〇円だった。いくらなんでも、これはどうかなと思わないではない。そして、この週の最後のところで、転職の話がでてきていた。さて、喜美子はどう決断するのだろうか。

たぶん、このドラマの設定からして、このまま荒木荘にいることになるのだろうと思うのだが、そのあたりの事情がどのように描かれることになるのか、次週の楽しみである。そして、どのような転機でもって、信楽に帰って陶芸家の道をあゆむことになるのか、楽しみにして見ることにしよう。

追記 2019-10-27
この続きは、
やまもも書斎記 2019年10月27日
『スカーレット』あれこれ「一人前になるまでは」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2019/10/27/9169515