『麒麟がくる』あれこれ「信長の失敗」2020-03-17

2020-03-17 當山日出夫(とうやまひでお)

『麒麟がくる』第九回「信長の失敗」
https://www.nhk.or.jp/kirin/story/9.html

前回は、
やまもも書斎記 2020年3月10日
『麒麟がくる』あれこれ「同盟のゆくえ」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/03/10/9222597

この回は、主人公の光秀があまり登場していなかった。信長と帰蝶がメインだったというべきだろうか。そして、熙子の登場があった。それから、脚本がいつもと違っていた。

織田信長も、また、帰蝶も、これまで幾度となくドラマで描かれてきている。これまでのドラマなどでの信長のイメージとは違った新鮮なものを感じる。海から登場してきたシーンがそうでっあった。この『麒麟がくる』でも「うつけ」ということだが、しかし領民には慕われているようだ。が、父の信秀との関係が今一つうまくいっていない。

ところで、帰蝶であるが、違和感なくこのドラマの主要な登場人物の一人となっている。

また、もう一つの男女の関係……光秀と熙子……熙子の登場は、この回が最初ということになるが、これもまた、初々しさがうまく表現されていたように思う。熙子の初々しさが、これから、光秀の人生にどうかかわっていくことになるのか、興味のあるところである。が、熙子が登場してきたところで、帰蝶や、駒の、光秀に対する思いが、より一層複雑なものになってくるだろう。戦国乱世の武将のドラマであるが、その中における、男女の機微をどう描くか、これも見どころの一つかもしれない。

そして、菊丸は、やはりただの農民ではなかった。あるいは、このドラマの展開の上で、一番のキーとなる人物かもしれない。菊丸の視点で見たとき、尾張・美濃・三河・駿河といったあたりの戦国大名の動向がどのように見えてくるのだろうか。

歴史の結果が分かっているとはいっても、これはドラマとしてどのように面白く描いてみせるか、かなり期待できそうだと思う。また、いよいよ伊呂波太夫の登場になりそうである。次回以降を楽しみに見ることにしよう。

2020年3月16日記

追記 2020-03-24
この続きは、
やまもも書斎記 2020年3月24日
『麒麟がくる』あれこれ「ひとりぼっちの若君」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/03/24/9227620