『麒麟がくる』あれこれ「聖徳寺の会見」2020-04-21

2020-04-21 當山日出夫(とうやまひでお)

『麒麟がくる』第十四回「聖徳寺の会見」
https://www.nhk.or.jp/kirin/story/14.html

前回は、
やまもも書斎記 2020年4月14日
『麒麟がくる』あれこれ「帰蝶のはかりごと」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/04/14/9235150

この回のみどころは、やはり織田信長と斎藤道三の対面シーンだろう。これは、これまでに幾度となく、戦国時代ドラマに描かれてきたところである。

見た印象を記すならば……どうやら織田信長には、「天下」ということが見えているようである。尾張の国を守ることだけではなく、その先にある天下統一ということをなんとなく感じさせる信長であった。

それに対して、対照的であったのが、斎藤高政である。道三の子どもということだが、どうやらこの人物は、せいぜい美濃の国のことしか眼中にないようである。そして、父である道三と強く対立することになる。

そして、この回には登場していなかったが、帰蝶の存在というものを感じさせた。信長を影であやつっているのは、あるいは帰蝶なのかもしれない。

藤吉郎(後の豊臣秀吉)も登場していたが、まだ何者でもない。これが、織田信長と出会うことになるはずだが、それはどのようにこのドラマでは描かれることになるのだろうか。

また、ここまでの展開でも、光秀は歴史の目撃者という立場であった。

次回は、美濃の国の内紛を描くことになるようだ。これも楽しみに見ることにしよう。

2020年4月20日記

追記 2020-04-28
この続きは、
やまもも書斎記 2020年4月28日
『麒麟がくる』あれこれ「道三、わが父に非ず」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/04/28/9240154