タンポポ2020-06-10

2020-06-10 當山日出夫(とうやまひでお)

水曜日は花の写真の日。今日はタンポポである。

前回は、
やまもも書斎記 2020年6月3日
ネジキ
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/06/03/9253721

これは、ちょっと前、春になって、四月のうちに撮影しておいた写真からである。

我が家の周囲を見ていると、タンポポの花が咲く。似た花として、ブタナ、それから、オオジシバリも咲いているのを確認できる。

タンポポには、在来種と外来種があることは知っている。さらにそのなかの細かな違いまでは、残念ながらわからない。ただ、花の外側の総苞片が、反り返っているのが外来種のタンポポと知っているだけである。我が家の近辺を見ていると、在来種と外来種と二種類のタンポポを見ることができる。ここに掲載した写真は、その違いが分かるように横から写したものである。

ジャパンナレッジで日本国語大辞典を見る。「たんぽぽ「蒲公英」」で項目がある。

キク科の多年草。世界の温帯、亜寒帯に広く分布し、日当たりの良い山野、路傍に生える。

とありさらに説明がある。その説明のなかには、

日本にはエゾタンポポ、カントウタンポポ、カンサイタンポポなど約二〇種が自生し、セイヨウタンポポが帰化している。

ともある。

用例は、古いもので、文明本節用集(室町中)、日葡辞書あたりからとなる。中世には、このことばで呼ばれていたようだ。

『言海』にもある。

たんぽぽ 蒲公英 名 〔古名、たなナリ、たんハ、其轉ニテ、ほほハ、花後ノ絮(ワタ)ノほほけタルヨリイフカト云〕 古名、タナ。又フヂナ。草ノ名、原野ニ多シ、葉ハ、冬ヨリ、盛ニ地ニ布キテ叢生ス、なづなノ葉ニ似テ大ナリ、切レバ白キ汁出ヅ、春、煮テ食フベシ、春ノ末、數圓莖ヲ出ス、高サ五寸許、内空シク、頂ニ一黄花アリ、單葉(ヒトヘ)ノ菊花ノ如シ、又、白花ナルモアリ、後ニ、絮(ワタ)トナリテ、莖頭ニ玉ヲナシ、風ニ飛ブ。略シテ、タンポ。

『言海』には、白い花のタンポポについても言及がある。だが、我が家の周囲では、白い花のものを目にすることはない。

タンポポ

タンポポ

タンポポ

タンポポ

タンポポ

Nikon D500
TAMRON SP AF 180mm F/3.5 Di MACRO 1:1

2020年6月9日記

追記 2020-06-17
この続きは、
やまもも書斎記 2020年6月17日
綿毛
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/06/17/9258369

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