葛の花2020-09-30

2020-09-30 當山日出夫(とうやまひでお)

水曜日なので花の写真。今日は葛「くず」である。

前回は、
やまもも書斎記 2020年9月23日
百日紅
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/09/23/9298351

くずの花 ふみしだかれて いまだあたらし この山道を 行きし人あり

記憶で書いているのだが、釈迢空の歌である。歌人としては、折口信夫というより、釈迢空と書くべきだろう。覚えたのは学生になって、慶應の国文で学ぶようになってからである。何で覚えたのかまでは、記憶にない。しかし、折口信夫、いや、歌人である釈迢空の歌として、いろんなところで目にしたかと思う。(全集も新旧二セット持っているのだが、とりあえず記憶をたよりに書いてみた。)

晩夏の花というイメージがある。今年の夏は暑かった。が、九月になってましになってきた。日中の気温がそう高くならない日を見計らってカメラを持って外に出た。萩の花が咲いているかと思って出たのだが、萩はまだだった。が、途中で葛の花の咲いているのを目にした。そのいくつかを写真に撮ってみた。

日本国語大辞典(ジャパンナレッジ)を見る。

マメ科のつる性多年草。各地の山野にふつうに生える。

とあり、さらに説明がある。花については、

夏、葉腋(ようえき)から長さ二〇センチメートルぐらいになる花序を出し、紫色の蝶形花を総状につける。

とある。用例は、古く、万葉集からある。

『言海』にもある。

くず 葛 名 〔國栖葛(クズカヅラ)ノ略ニテ、吉野ノ國栖ノ産ヲ最トスルヨリ呼ベルカト云〕 クズカヅラ。宿根ノ蔓草、山野ニ多シ、豆ノ類ナリ、春生ズ、葉ハ互生シテ、圓ク尖リ、一蒂ニ三葉ニシテ、ふぢまめ、又ハ、あづきノ葉ニ似タリ、蔓ト共ニ、褐色ノ毛多シ、秋ノ初メ、梢ノ葉ノ間ニ、花穗ヲ出ス、三五寸ニシテ垂レ、豆ノ花ニ似テ紫赤ナリ、後ニ、莢(サヤ)ヲ結ブ、しろまめニ似テ、狭ク薄シ、實、食フベカラズ、蔓甚ダ強ク、ふぢがうり、又ハ、葛布(クズフ)ヲ製シ、又、根ニテ葛粉(クズコ)ヲ製ス。

葛

葛

葛

葛

葛

Nikon D500
TAMRON SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD
TAMRON SP AF 180mm F/3.5 Di MACRO 1:1

2020年9月28日記

追記 2020-10-07
この続きは、
やまもも書斎記 2020年10月7日
キキョウ
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2020/10/07/9303019

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