やまもも書斎記

ムラサキシキブ ― 2021-06-23

2021-06-23　當山日出夫（とうやまひでお）

水曜日なので花の写真。今日はムラサキシキブである。

前回は、
やまもも書斎記　2021年6月16日
ノイバラ
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/06/16/9388390

毎年、六月になるとムラサキシキブの花の写真を撮りに出る。我が家から数分のところである。花は咲くのだが、なかなかきれいに実のついたところは写真に撮れない。実がなると、おそらく鳥が食べてしまうのだろうと思う。

これは以前に書いたことだが、ムラサキシキブの花の写真を撮ると、数年前にあった大阪北部での地震のことを思い出す。ちょうど朝の時間帯、写真を撮りに家を出て花を写していたときのことだった。地震の地鳴りを耳にして、写真を撮るのは途中で切り上げて、家に帰ってテレビをつけたのを思い出す。

これから先も、ムラサキシキブの花を見ると地震のことを思い出すにちがいない。

だが、そんなこちらの事情とは関係なく、いつものところに、いつものように花が咲く。それを写真に撮ることにしている。

今、ちょうど合歓木の花が咲いている。庭の紫陽花もある。梔子の花は、もう少しというところだろうか。万両の木を見ると、白い小さなつぼみが見える。これも、夏になって暑くなるころには、白い花を咲かせる。南天の木に白い花も見える。

梅雨の雨の降らないときに、外に出て写真を撮ることにしている。