『おかえりモネ』あれこれ「気象予報は誰のため?」2021-07-25

2021-07-25 當山日出夫(とうやまひでお)

『おかえりモネ』第10週「気象予報は誰のため?」
https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_10.html

前回は、
やまもも書斎記 2021年7月18日
『おかえりモネ』あれこれ「雨のち旅立ち」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/07/18/9399169

この週から東京編である。東京に出てきて怒濤の一日だった。

印象に残っているのは、次の二点ぐらいだろうか。

第一に、百音のこと。

この週で描いていたのは、実は、時計のうえではほとんど一日のことにすぎない。東京に出てきてお風呂屋さんのシェアハウスについてから、会社の下見に行って、テレビ局につれていかれて番組にたずさわることになる。帰ってきたと思ったら、またテレビ局。結局、家に帰ってコインランドリーで洗濯するまでの、ほぼ一日のことであった。

この一日の間で、百音はいろんなことを学ぶことになった。テレビ局の気象情報の裏側、ニュース番組製作の現場、そこにうずまくいろんな人間模様。

一日の体験は、百音にとって、貴重な体験であったにちがいない。

第二に、テレビ局のこと。

ドラマだから架空のテレビ局であるが、かなりNHKのことは意識して作っているのだろうと思う。(これまでの間、コマーシャルの時間のことが出てきていない。普通のニュース番組だと、天気予報の前後のコマーシャルが入るのが普通である。)

なかで印象的だったのは、朝岡のことばである。番組の内容を変更するかどうかの判断のときに、きっぱりと、責任はとりますと言っていた。また、天気予報は、誰のための報道であるのかについても、なやみ、そして、示唆するところがあった。

その他、実際のテレビ局で、ニュース番組を作っている現場が、かなりリアルに描写されていたと思う。

以上の二点が印象に残っていることである。

それから書いてみるならば、テレビ局においてあった、ディスプレイになる机。これは、面白いと思って見ていた。実際に使われているものなのであろう。

コサメちゃんと傘イルカくんもよかった。これから、百音の天気予報には登場してくることになるのかもしれない。

それにしても、最後のコインランドリーでの菅波とのすれちがい。これは見ていてもどかしい。が、これも、次週には何か発展があるようだ。

次週以降、気象予報士としての百音の生活がはじまることになるらしい。楽しみに見ることにしよう。

2021年7月24日記

追記 2021年8月1日
この続きは、
やまもも書斎記 2021年8月1日
『おかえりモネ』あれこれ「相手を知れば怖くない」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/08/01/9403537