『カムカムエヴリバディ』あれこれ「第6週」2021-12-12

2021-12-12 當山日出夫(とうやまひでお)

『カムカムエヴリバディ』第6週
https://www.nhk.or.jp/comecome/story/details/story_details_06.html

前回は、
やまもも書斎記 2021年12月5日
『カムカムエヴリバディ』あれこれ「第5週」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/12/05/9445550

この週はいろいろと見どころがあった。

岡山にもどった安子は、おはぎを作って売る。昔の「たちばな」を思い出すところがある。その行商の途中で、米軍の中尉と出会って、英語で話しをする。安子の英語は、無事に通じた。その後、クリスマスイブの日、中尉と再会した安子は、進駐軍の施設につれていかれる。そこで、中尉と話しをし、そしてそのごパーティーに出ることになった。

印象に残っているのは、安子と中尉の英語の会話である。稔が死んでしまったこと、稔のすすめで英語を勉強していることを、安子は涙ながらに、英語で語っていた。普通の日本のドラマで、英語のシーンが、これだけ長くつづことはあまりない。しかし、ここを、感情を込めてうまく表現していた。

それから、パーティーの場面。ここで注目すべきは、なんといっても、世良公則の「オン・ザ・サニーサイド・オブ・ザ・ストリート」の熱唱である。かつての敵国の歌を、情熱を込めて歌うことに、戦争が終わったことが象徴されていたのかとも感じる。

ところで、英語の「きよしこの夜」がよかった。これは、私が、たぶん始めて覚えた英語の歌であったかと思う。今でも、その英語の歌詞を覚えている。中学校のころだったろうか。英語の時間でならったかと思うが、記憶がさだかでない。

気になる存在としては、女中の雪衣のことがある。ただものではなさそうである。それから、パーティーに紛れ込んで来ていた少年。再度、登場することがあるだろうか。

次週、戦争から算太がかえってくるようだ。岡山を舞台に、さらなる展開がある。安子とるいはこれからどうなるのか。楽しみに見ることにしよう。

2021年12月11日記

追記 2021年12月19日
この続きは、
やまもも書斎記 2021年12月19日
『カムカムエヴリバディ』あれこれ「第7週」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/12/19/9449039