『カムカムエヴリバディ』あれこれ「第9週」2021-12-30

2021-12-30 當山日出夫(とうやまひでお)

『カムカムエヴリバディ』第9週
https://www.nhk.or.jp/comecome/story/details/story_details_09.html

前回は、
やまもも書斎記 2021年12月26日
『カムカムエヴリバディ』あれこれ「第8週」
http://yamamomo.asablo.jp/blog/2021/12/26/9450889

年末なので、第9週は二日だけだった。これまでをふりかえって思うことを書いてみる。

このドラマのいいところ……概ね朝ドラはそうなのだけれども……日常を丁寧に描いていることである。安子編における、和菓子屋「たちばな」の日常生活が、じっくりと描かれていた。これが、このドラマに奥行きと安心感を与えることになっていた。

るい編になって、舞台は大阪のクリーニング店になった。ここで、昭和戦後の大阪のクリーニング店の日常が丁寧に描写されている。クリーニング店の夫婦も、いい人である。(これまで、このドラマでは、基本的に悪い人は出てきていない。)

クリーニング店に来た客、弁護士(の卵)の男性と、宇宙人と名付けた謎の男性。さて、るいは、これからどちらの男性にひかれていくことになるのだろうか。まあ、次週の予告で、サッチモと言っていたので、ジャズをメインにストーリーは展開するのかと思うが。

『カムカムエヴリバディ』は、一〇〇年の物語であるという。るい編は、大阪を舞台にして、どのような運びになるのだろうか。そして、ラジオの英語講座は、どのようにるいの人生にかかわることになるのか。来年の放送を楽しみに見ることにしよう。

2021年12月29日記

追記 2022年1月9日
この続きは、
やまもも書斎記 2022年1月9日
『カムカムエヴリバディ』あれこれ「第10週」
https://yamamomo.asablo.jp/blog/2022/01/09/9454621